結膜下出血は、白目が突然真っ赤に染まる状態です。
眼球の白目を覆う結膜の下にある小さい血管が破れて出血したもので、白目部分がべったりと赤く染まります。
この症状に気づくのは、鏡を見た時や、他の人に「目が赤いよ」と指摘されることが多いようです。
実は結膜下出血は「目をこする」ことで起こる場合が多く、「花粉症」をはじめとするアレルギー症状が起こりやすい時期に増加する傾向があります。
そのため、花粉症が流行る時には、急な出血に驚いて眼科を受診される方が増えます。
結膜下出血は危険な病気?
結膜下出血は白目が真っ赤になっているため、見た目は非常に驚くような状態になります。
とはいえ実際にはほとんどの場合、重大な病気とは関係がありません。
多少、目がごろごろすることがあるくらいで、痛みなどはありません。
原因はさまざまで、くしゃみ・せき、過飲酒、月経、水中メガネの絞め過ぎなどでも出血することはあります。
結膜下の出血では、眼球内部に血液が入ることはなく視力の低下の心配もありません。
出血は、1~2週間ほどで自然に吸収されることが多いのですが、強いものでは2~3カ月ぐらいかかります。いずれにしても自然に吸収されますので、ほとんどの場合心配はいりません。
「数ヶ月前にも同じことが起きたけど、またなったから何か大きな病気なのでは?」と心配される方もいますが、結膜下出血が他の重篤な病気に結びつくことは稀です。
血液の凝固異常や血小板減少症など、他の病気が原因の場合、通常は目以外にも出血やアザができるといった他の症状が現れます。
次回は結膜下出血の原因と治療についてお伝えさせていただきます。
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