爺さんが伝えたいこと

寡黙に生きて来た爺さんが、一つの言葉ででも若い人達の役に立つならば、幸いです。

命を思う

2020-04-14 11:01:47 | 日記
先の大戦において、将来有望な若者達が自らの命を賭して戦ったあの時。確かに国策として、異議など唱える事が出来なかった時代に、生き残った先人から『九州の奴らは、私が往きます、往かせて下さい』と名乗り出た事と聞きます。血気盛んな若者達が精神教育の末とは言え、余りにも惜しくも悲しい出来事だと感じます。私はバイトの身とは言え、職場の同僚から「お前、特攻で亡くなった霊が、付いとるんやないとか?」とよく言われます。別に構わないんです。滅者を弔うのが坊主の仕事なんですから。特に特攻に惹かれます。若い彼等が日本の行く末を憂い、故郷の両親、家族そして最愛の人の為に、勇んで飛び立って行った事を思うと、残念でなりません。鹿児島知覧、万世、鹿屋、福岡太刀洗、徳山大津島の記念館には何度も足を運び、彼等が残した遺書を目にする度に、頭が下がる思いです。鹿児島坊の岬近くには戦艦大和の慰霊碑が有ります。毎年大和が沈んだ4月7日に、海上自衛隊の皆様により慰霊祭が行われています。散華された彼等の犠牲の上に、今の日本が有るのですから。戦後95年、飛び立ち、出航して行った彼等の心情を思うと、涙を禁じ得ません。日々のうのうと暮らす私達の日本に、こんな史実があったのです。これは爺さんの私心ですから、読み流して頂ければ幸いです。



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