何処の札所だったか、忘れてしまいましたが、小さな札所を、見るからに白人の女性が、一生懸命掃除をされていました。
私はその札所を目指していませんでしたから、通りすがりの札所での事です。
普通の日本人の女性なら、あまり気にも留めない、よく見かける光景なんですが、「あっ、外人さんやん」と思い、恥ずかしながら「グッ、モーニン」と声を掛けてみました。
ちょっと手を止め、こちらを見ながら「モーニン」と応えてくれ、作業を続けらていました。
そんな光景を目の当たりにすると、いつもの癖で、何処の国の人だろうか、何故日本に来たのだろうか、日本は長いのだろうかと、ついつい要らん妄想に耽ってしまいます。
要らん世話なんですが、当人の自由ですが、おそらくキリスト教圏の人なんだろうが、何故日本の仏教を信仰しているんだろうかと、想いが巡ってしまいます。
その人なりの人生なんだから、本当に要らん世話なんですが、ついついその人の人生を想ってしまいます。
解る筈も無い、他人への要らん世話なんですが、その人を通して、その人の人生を想ってしまいます。
そして、内心幸せであって下さいと、想う私なんですが。
すみません、これも役に立たない、要らん世話な話で。