人がモノを見る時、いくつも視点を持っているかが重要です。
一つの視点からしかモノを見られない人は、結論を急いでしまいます。
しかし、ある方向からは見えなくても、別の方向からは光が見えてくるという事もあります。
ある研究者が珍しい糊を作り出したのですが、周囲の人は誰も彼を相手にしようとはしませんでした。
なぜならその糊は、接着力の極めて弱いモノだったからです。
しかしその糊は、接着剤としては使えなくても、栞としてつかえるかも知れないと、考えたのでした。
そして今、その商品は店頭に並べられて、多くの人に愛用されています。
つまり、ある視点から見てまったく利用価値がなくても、少し視点を変えてみるだけで、高い利用価値が生じる事もあります。
一方からだけ見て判断せずに、色々な方向からモノを見る習慣と目を養えば、それだけ心の幅の有る人間になれるのです。
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