当寺の大黒天です。
札所の七福神ではありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/b6/a48b6cbe3c9e9246c8f22344119aab88.jpg)
にこやかなお顔になる以前の像で、江戸初期の御尊像と話す仲間がいました。
恵比須大黒として祀られるのを見たことが多いと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/f8/38f2e58131fc6baf55d0167af34fc424.jpg)
しかし、本来の大黒天は恐ろしい神でした。
日本では大国主と習合し、福神と変わっていきました。
この三面大黒天(摩訶迦羅天)は天部の神で、三面六臂の憤怒相、象の皮を背後に広げ、羊と人間を両手でぶら下げ、剣を横に持ったお姿です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/5e/d7789f8af64ed27db1acd2dfb92f072e.jpg)
特に明治以降は、赤痢などの疫病流行のおり、摩多利神(忿怒相の三面大黒天) としても信仰されました。
あえて悪神である神を祀り、病気の平癒を祈ったのです。
摩多利神ブログlink
民俗学伝承ひろいあげ辞典の資料に、「三面暴悪の大黒天を中心に周囲に八天女を配した曼荼羅、この八天女を七母女天(摩怛利神)・梵天女とし、摩多羅神を摩怛利神として供養する摩怛利神法が修法された。」とあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/ae/02cb714b17eedfec9a3f4bea6af1ce6f.jpg)
庚申信仰では、青面金剛に似た像を本尊としています。
三宝荒神とも同じようなお姿をしています。
日本独特の信仰です。
この姿を見たチベットの方が、「マハーカーラ(摩訶迦羅天)だ ! 」と言ったそうです。
比べてみると、確かによく似ています。
マハーとは「大 」、カーラとは「黒 暗黒」の意味です。
青面金剛
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/58/24b9b8377dc73d2e7296c7ccbe68e861.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/f9/9ae95e9ec52c992126e36de87d9cd25c.jpg)
図の下に三猿が描かれています。
手に髪の毛を捕まれた人間が描かれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/00/2fe56785f086687557648df79688ed64.jpg)
庚申塔
青梅市の宗建寺
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/e4/b6d164ab924c62370f3ace959bfa5889.jpg)
寄居町の少林寺
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/75/507aa87c66cd0a6c4e6ebf7b06daffe1.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/4a/060df729763840986a092404d6de44b2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/36/5581eee13bd81f63a1f0d8be34223955.jpg)
五百羅漢と千体荒神が祀られています。
本庄市の成就院
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/e7/7b6bbe7144abc553d282eaf758b0b18c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/6b/373b12d610172a97563e4e3ca9aa7f97.jpg)
たくさんの庚申塔が祀られています。
庚申信仰の盛んな地域だったのでしょう。
マハーカーラ、庚申、、青面金剛、三宝荒神は似ているのが分かります。
札所の七福神ではありません。
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にこやかなお顔になる以前の像で、江戸初期の御尊像と話す仲間がいました。
恵比須大黒として祀られるのを見たことが多いと思います。
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しかし、本来の大黒天は恐ろしい神でした。
日本では大国主と習合し、福神と変わっていきました。
この三面大黒天(摩訶迦羅天)は天部の神で、三面六臂の憤怒相、象の皮を背後に広げ、羊と人間を両手でぶら下げ、剣を横に持ったお姿です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/5e/d7789f8af64ed27db1acd2dfb92f072e.jpg)
特に明治以降は、赤痢などの疫病流行のおり、摩多利神(忿怒相の三面大黒天) としても信仰されました。
あえて悪神である神を祀り、病気の平癒を祈ったのです。
摩多利神ブログlink
民俗学伝承ひろいあげ辞典の資料に、「三面暴悪の大黒天を中心に周囲に八天女を配した曼荼羅、この八天女を七母女天(摩怛利神)・梵天女とし、摩多羅神を摩怛利神として供養する摩怛利神法が修法された。」とあります。
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庚申信仰では、青面金剛に似た像を本尊としています。
三宝荒神とも同じようなお姿をしています。
日本独特の信仰です。
この姿を見たチベットの方が、「マハーカーラ(摩訶迦羅天)だ ! 」と言ったそうです。
比べてみると、確かによく似ています。
マハーとは「大 」、カーラとは「黒 暗黒」の意味です。
青面金剛
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/f9/9ae95e9ec52c992126e36de87d9cd25c.jpg)
図の下に三猿が描かれています。
手に髪の毛を捕まれた人間が描かれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/00/2fe56785f086687557648df79688ed64.jpg)
庚申塔
青梅市の宗建寺
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寄居町の少林寺
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/75/507aa87c66cd0a6c4e6ebf7b06daffe1.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/4a/060df729763840986a092404d6de44b2.jpg)
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五百羅漢と千体荒神が祀られています。
本庄市の成就院
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/e7/7b6bbe7144abc553d282eaf758b0b18c.jpg)
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たくさんの庚申塔が祀られています。
庚申信仰の盛んな地域だったのでしょう。
マハーカーラ、庚申、、青面金剛、三宝荒神は似ているのが分かります。
今回も興味深い記事をありがとうございます。
セイショウ坊様お寺の大黒天様に惹かれてコメントをさせていただきました。
私ごとですが、『大黒舞縁起絵巻』が好きで、何度か読みました。
本来の大黒天は恐ろしい神とのこと。興味が芽生えました。
10年前は、私も大黒天が怖い神であったことを知りませんでした。
当寺が七福神札所でなかったら、知らないまままだったと思います。