Ken坊の趣味と日常と仲間のページ

平凡なことを非凡に、非凡なことを平凡に書き綴る、
乱入大歓迎のブログ。

568. おくやみ

2013-05-07 | 日記

学生だった19~20歳の2年間、僕は北海道で一人暮らしをした。
その頃の青年Ken坊には、広大な北海道をバイクで旅して回るという夢があった。

Ken坊の親はバイクに否定的。 だから中型免許はこっそり取った。
が、肝心のバイクが無い。

中古車でも当時の僕には現金で買える様な値段ではない。
ローンで買うしかないと思ったが、保証人が必要・・・

 

そこで考えたのが、バイト先のカラオケスナックで裏方をされていた
オバサンに頼み込んで、ローンの保証人になってもらうこと。

思えば、随分と馬鹿で非常識な頼み事をしたものだ。
それでもオバサンは、少し悩みながらも保証人になってくれた。

ひょっとすると、その重大さをあまり理解されていなかったのかもしれない。

2年間のバイトで借金は返済。 なんとかオバサンに迷惑をかける事はせずに済んだ。
実家にバイクでドカドカと帰ったら、両親は目を丸くしたっけか・・

 

昨日の朝、北海道から一本の電話があった。
そのオバサンが亡くなられたと、息子さんからの連絡であった。

オバサンとは30年近く年賀状のやり取りをしていたので、
それに気づいた息子さんが連絡を下さったのだ。

年賀状には毎年 「いっぺん顔を見せにおいで」 と書いて下さっていた。
いつかは行こうと思っていたのだが、ついぞそれを果たすことはできなかった。

 

後悔先に立たずとはこの事だ!
あれほど可愛がって頂いたのに・・・・ 残念でならない。


お墓参りには必ず伺おうと思う。

コメント (8)
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