これから登る山を見上げる時、その頂は遙か彼方。
本当にあそこまで行くのだろうか??
いつもそう思いながら登り始める。
登っている最中はただしんどい。
背中の荷物が重い。
自分は今どこにいるのだろう?
あとどれくらい登れば頂上にたどり着くのだろう?
そんな事ばかり考えながら、遅々として進む。
できるのは、一歩づつ足元を踏みしめて登る事だけ。
あまり楽しいとは言い難い。
それでも、どんな山でも、どんなにしんどくても
やがては頂上が見えてくる。
そして振り返ると、そこには自分の歩いてきた道が遠く横たわっている。
こんな遠い道のりを、自分は一歩づつ来たんだなぁ、と感慨にふける。
山登りの道程は、人生のそれに似ている。
自分も気が付けば52歳。
ふと振り返ると、一歩づつ歩いてきた52年の道程が遠く横たわっている。
人生は山登りが如し
荷物を背負って、もう少し歩き続けよう。
富士登山2日め。
といっても、夜中の2:00に出発だ。
5人の隊員のうち、2人が頭痛などの症状を訴える。
軽い高山症の様だ。
更に、高山病の兆候のひとつに「ブータレ始める」というのが有るらしい。
「夜中の2時やん。なんでもう登らなアカンのぉ~」
「いや、行かないとご来光見られへんで」
「ご来光って何処に有るん? ここに持ってきてー。ぶーぶーぶー」
間違いなさそうである・・・ (^_^;)
しかし、目的のためには出発しなければならない。
幸いな事に雨は上がり、星空が見え始めている。
ブータレる隊員達を、なだめたりりスカしたりして登り始める。
そしてご来光! 日の出と雲海と、そして月のコントラスト!
登頂は午前6時。 隊員達、よく頑張った!
実際の景色の雄大さは、とても写真では表現できない。
たどり着いた者にだけのご褒美である!
名古屋隊は幸いにも全員登頂に成功したが、
大阪隊は12人ちゅう5人がリタイヤ。
富士山は誰にでも挑戦できる山であるが、
だれもが登れる山ではないと実感した、との隊員の弁。
初めての山梨県側からの富士登山。
人生の、ひとつの大きな思い出になりました。
同級生登山隊が発足してからの目標であった、富士登山に挑戦してきた。
登山は2隊に分れて行動。
大阪からバスツアーで攻める、12人の大阪隊と、
名古屋からKen坊号で攻める、5人の名古屋隊である。
名古屋隊は朝10:00に名古屋駅を車で出発。
吉田ルート、スバルライン5合目登山口には15:00に到着。
登山口で既に標高2,300M
高山病防止のため、そこで1時間ほどストレッチなどして、低酸素環境に体を慣らす。
そしていよいよ出発。
雨の中、明るいうちに少しでも距離を稼ぎたかったが、なかなかそうもいかない。
やがて日はとっぷりと暮れ、暗闇の中を粛々と進む。
雨と闇に耐力を奪われ、隊員達が徐々にブータレ始める。
「泊まる山小屋まであとどのくらいー? お店の人に聞いてきてー」
自分で聞けよ、と思いつつも、Ken坊聞いてみる。
「あと1時間は登らなアカンってさ」
「えー!聞くんじゃなかった! ぶーぶーぶー」
おいおい (^_^;)
そんなこんなで、宿泊山小屋に着いたのは夜の9:00
ぺらっぺらのカレーライスを頂き、雑魚寝部屋で仮眠を取る・・・はずが、
隣に寝ているT隊員のイビキがうるさく、Ken坊一睡もできない (^_^;)
さてさて、2日めはどうなることやらー
(翌日に続く)
やらなきゃならない事を先送りしている訳ではないが、
仕事をして、空手に行って、
ついつい富士山の用意はその後だ。
息ができないとイケナイので、ちゃんと酸素も買った(笑)
今回はKen坊にとって初めての山梨側からのアタック。
吉田ルートってやつだ。
登頂すれば、4ルートのうちの3つを制覇する事になる。
まだ台風は来ないみたいだなぁ~。 しめしめ。
さぁ、バナナ買わなくちゃ (^O^)/
同級生登山隊による富士登山が明後日に迫った。
1年がかりで計画してきたビッグイベントである。
隊員の中には経験の浅い者もおり、準備のためのSNSグループでは、
富士山では息はできるのか?
温泉には入れるのか?
オヤツは500円までか?
バナナはオヤツに含まれるのか?etc..
そんな緊張感に満ち溢れたやり取りが行われている。
それはそうと、
この季節、心配なのは台風である!
今のところ土日には影響ない様だが、
とにかく超巨大台風らしいので心配である。
さてさて、どうなる事ですやら・・