現代において武術とは、
自分を守るための技だと思う。
理不尽な状況において
自身や人を守るためのもの。
子供が通り魔に襲われた際に、
その技を行使する事に
異を唱える人は少ないだろう。
では軍事力は?
個人を国家に置き換えてみると、
武術力=軍事力だろう。
そして国家にだって
理不尽な状況は有り得る。
そうした状況に陥った場合、
国家は武力を行使して良いか?
そうした状況にならぬ様、
武力を拡大すべきか?
武術も軍事力もつきつめれば
人を傷け、殺す技術である。
戦争=人殺し
これは理屈抜きにダメ。
ならばどうやって状況を打破するか?
理不尽な状況を人間の英知で
回避できないものか?
終戦の日の今日。
武術を嗜む者の立場から、
昨今の国際情勢について
モノ思ってみた。