子どもたちや親子連れが500個の風船を飛ばして
盛大にオープニング
子どもたちが御博のロゴとイラストを描いて作品を完成させた
御坊市、日高郡全域を舞台に、体験交流型プログラムを通じて地域の魅力を発信する御坊日高博覧会「御博(おんぱく)」が、31日から開幕し、道成寺境内で子どもたちが500個の風船を飛ばして盛大にオープニングを祝った。9月11日までの43日間、「食べる」「遊ぶ」「学ぶ」をテーマに、日高地方の魅力を発見、満喫できる40のプログラムを提供する。初日は3つのテーマで10の体験プログラムが行われた。
昨秋の初開催が好評となり、さらにメニューを充実させて家族連れなどが参加しやすい夏休みを中心に開催。「キッズ御博」としてアピールするように、道成寺でのオープニングイベントには多くの子どもたちや親子連れが訪れた。
実行委員長の阪本仁志・御坊商工会議所副会頭が「青空の下で開幕することが出来た。私たちも普段は一般の住民だが、共通するのは御坊日高が大好きだということで、少しでも自慢し、貢献したいという気持ちが基本にある。43日間、40のプログラムが行われるが、ぜひ、どんどん参加して新しい出逢いや感動で素晴らしい『おんぱく』にしよう」と呼びかけた。
スタッフが作曲した、日高地方の7つの街の頭文字を音名にしたファンファーレを生演奏し、合図にあわせて子どもや親子連れが風船500個を飛ばし、色とりどりの風船が青空高く舞い上がった。引き続き、第二縁起堂で「ライブペインティング」を開催。スタッフが「おんぱく」の魅力を紹介したあと、イラストレーター・えんどうひとみさんの指導で、子どもたちが御博ロゴの周りに日高の魅力を表す果物や花などのほか、魚や動物などを描き、大きな作品を完成させた。作品は期間中、JR御坊駅に飾り、地域住民や観光客らにPRする。
ライブペインティングのあと、各体験メニューを提供するパートナーが約1分間ずつプログラムをアピール。各プログラムの開催日と内容は、パンフレットやウェブサイトで紹介しており、メニューごとに受け付けている。原則、先着順。問い合わせは実行委員会事務局(電話20・4972)へ。
にしさん、ゆるキャラら歓迎
紀州鉄道「ドリーム号」運行
西御坊駅ではにしさんとゆるキャラが歓迎
1日には、プログラムで紀州鉄道が「ドリーム号」として臨時運行。家族連れら約30人が御坊が誇るローカル線で小旅行を楽しみ、夏の思い出をつくった。
御博限定の特別企画で、午前11時30分から紀伊御坊駅で紀州鉄道の紹介や読み聞かせグループおやじの会による絵本の読み聞かせなどあり、午後0時15分に発車。乗客らは、ウサギやカボチャなど描いた紙飾りでかわいらしく彩られたドリーム号の車窓から御坊の町並みを眺め、終点の西御坊駅、JR御坊駅折り返しの往復5・4キロの旅を楽しんだ。
途中、西御坊駅では印南町出身の歌手、にしゆきさんやJA紀州のマスコットキャラクター3体ら特別ゲストがお出迎え。車内でにしさんがゆるキャラのイメージソング「KKG3」をうたい、ゆるキャラらとともに歓迎し旅を盛り上げた。到着後は宮子姫のマスコットキャラクターミーヤちゃんからドリーム号乗車証明書が贈られたほか、紀州鉄道サブレのプレゼントなどもあり、乗客らは大満足のようだった。
ドリーム号企画は今月26日と御博最終日の9月11日にも実施する。参加費1000円(2歳児以下無料)。いずれも定員30人。
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