海水浴客ら多くの観光客が来町
日高町立温泉館「海の里」みちしおの湯の入館者数が、今シーズン一番の書き入れ時である13日から15日の3日間で、2400人を超える人気ぶり。最近の暑さから、海水浴場を訪れた観光客が温泉を利用する傾向にあり、7月の昨年比を見ても、27・72%の大幅増となっている。好天続きが利用増の主な要因だが、町はリピーター定着とPR効果で温泉の認知度も高まっていると見ている。
昨年比で4月は13・82%増加し、5月は6・16%微減だったが、6月も10・69%増えた。7月は産湯海水浴場が9日に海開きを迎えたものの、天候に恵まれず、客足も伸びなったが、中旬以降は好天が続いたことで観光客も増加したことを受け、温泉館の利用も、16日に433人、17日に633人、18日に743人と伸びた。
下旬には平日でも一日3けた台が続き順調で、8月に入ると、平日で200人余り、300人になる日も。今年から設けられた祝日の「山の日」から見ると、11日が732人、12日の金曜日で604人、13日の土曜日は856人、14日の日曜日が今シーズン最高の入りの924人を記録、15日の月曜日は648人という好調ぶりだった。
町担当者は「海水浴客が多く利用していると見られる。厳しい暑さは続いているが、好天続きで温泉を利用してさっぱりしたいと思う観光客が多いのだろう」。高速道路が南伸し、夏のシーズンでは今年が初めて影響を受ける年で、日高町が通過点となることが懸念されたが「リピーター客も多く、温泉の良さを理解してもらえているのでは」という。
町は今年から温泉館のPRに向け、町内の保育所園児作品展を開いたり、パンフレットをリニューアルしたり、温泉の素を作るなどして広報に力を入れている。
平成26年度は4万2123人、27年度は4万8443人で今後も昨年並みに入館が続けば3年ぶりに5万人の大台突入も考えられるだけに町担当者は「減少傾向にある入館数に歯止めをかけられれば」と期待している。
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