オープニングイベントで、書道アーティスト・森下さんが気迫いっぱいに「御博」の文字を書く
少年剣士らが松林の下、元気いっぱいに戦った野試合
御坊日高博覧会(おんぱく)2019は7日に開幕し、美浜町吉原運動公園南「松てるわ広場」でオープニングセレモニーを開催。家族連れや地域の人らが集うなか、若手書道アーティストの森下友喜さん=有田市=が、気迫のこもったパフォーマンスで躍動感あふれる「御博」の文字を書いて見せ、華々しくオープニングを飾った。
谷口光実行委員長は、5回目を数えた今回のおんぱくのテーマを「ありそうでなかったものを」と紹介して「多くの人にご参加いただけたら」とあいさつ。龍神康宏御坊副市長が柏木市長のお祝いのメッセージを届け、三浦源吾日高振興局長と、松てるわ広場を舞台に地方創生に取り組む(一社)煙樹の杜の西垣哲雄理事長が祝辞を述べた。
会場でのイベントは、子どもからお年寄りまで老若男女が楽しめる催しが盛りだくさん。遊歩道の周りに連なった御博屋台村には、パンやコーヒー、カレー、しらす丼など食品を売る店、苔テラリウムやハンドメイド品を売る店、ボディケアの店などが並んで多くの人を集めた。
日高地方の少年剣士約50人による野試合は、迫力満点。剣士らは3陣営に分かれ、それぞれが頭に紙風船をひとつ、各陣営の大将は2つつけて、大将の紙風船を2つとも破れば勝ちとのルールで対戦。群れになって敵を取り囲んだり、後ろから不意を突いたりと、知恵を働かせた作戦を仕掛けあって熱戦を繰り広げた。大将を務めた赤組の楠部紅鯨君(日高町武道館、内原小6年)、青組の川神天真君(同)、黄組の塩田愛美さん(印南少年剣道クラブ、印南小同)は戦いの後「めっちゃ楽しかった」「またやりたい」「1回勝ってうれしかった」とキラキラした目で話した。
美浜町出身の画家・西垣至剛さんが観客の前で想像を超えた世界を襖に描くライブペイントや、ヨッシーオカモトさん=田辺市=によるバルーンショー、親子で楽しめるグラウンドゴルフ大会、地元のバンドによるライブと催しは続いて、流しそうめん機や任天堂スイッチなど豪華景品が当たるビンゴゲームには約300人が参加した。
夕方には松林の下、ビアガーデンがオープン。日暮れ前にはみんなでカウントダウンしてイルミネーション点灯式を行い、日が落ちた後は野外ナイトシアターで、太地町立くじらの博物館を舞台にした映画「ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。」を上映した。
屋台村で夕暮れ市
ええやん!MIHAMA夕暮れ市も、御博屋台村で開催。いつもよりも開店時間を延長して、流木を使ったオブジェや釜揚げしらす、餃子や菓子類など、地域の自慢の味やこだわりの逸品を並べ、人を集めた。
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