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日高川町かわべテニスコート 30日入札、来年度中にドーム化 災害時の救援物資集積等にも利用 〈2019年8月22日〉

2019年08月22日 08時30分00秒 | 記事

かわべテニスコートのドーム化予想外観図


  日高川町は、町村合併当初から整備を検討してきた、かわべテニス公園コート6面のドーム化事業の本体工事入札を30日に行い、来年度中の完成を目指して、いよいよ本体工事(約7億円)に着手する。同公園の北側6コートに設けられた「神和住ガーデン」に、長さ約110メートル、幅約41メートル、高さ約16メートルの上屋を建設。屋根の一部にテント膜を使用して太陽光で明るさを確保した構造になる。

 かわべテニス公園のコートをドーム付きに整備する計画は、町村合併の際、平成18年に町が旧3町村区域住民の意見を町施策に反映するため設置した「地域審議会」の川辺地区会議が「地域活性化施策」に沿った審議結果として町に答申。平成21年度の予算に、ボーリング調査委託料を計上後は進展がなかったが、市木久雄・前町長が平成27年9月定例議会一般質問で、防災センター本体完成後の平成30年に着手する考えを示して計画が進展。昨年度の当初予算に設計費、今年度は本体建設費約4億円を計上し、実現に向けて事業が動き出した。
 同公園の北側6コートに設けられた「神和住ガーデン」をドーム付きの全天候型コートに整備するもの。計画では、幅40・95メートル×長さ109・8メートルの約4500平方メートルを覆うように、高さ15・73メートル(最高点)のRC構造外壁、屋根部に立体トラスト構造を用いた上屋を建設。屋根(金属板)の最上部にはテント膜を使用し、晴天時には必要最低限の明るさを確保できる仕組みとなる。
 テニスコートの全天候型により、合宿誘致などで利用率の向上が見込まれる。耐震構造で、近い将来の発生が予想される南海トラフ巨大地震発生時には、救援物資等の集積や搬送施設として活用し、防災機能の強化も図られる。国の補助事業や有利な起債を活用し、順調に進めば2020年度に完成する。


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