日高広域観光振興協議会(金崎昭仁会長)主催、観光ゼミナールの今年度第1回「アマゴ釣り&つかみ取り体験」は、予定していた日程が雨天のため1週間遅れて2日、日高川町田尻の鷲の川アマゴ釣り堀で開催。午前午後の2部の講座に、計20人の小中学生が集まった。
午後の部は12人が参加。2班に分かれて釣りとつかみ取りを体験した。
釣りは、針先にイクラをつけて釣り堀に投げ込む方法で挑戦。子どもたちは、ときに水中で針先を上下に動かしたり川の流れにまかせたりしながら、じっと釣り糸を垂れてアマゴが食いつくのを待った。クックッとアマゴが釣り糸を引くのを感じながらもなかなか釣り上げることは難しく、ようやく釣り上げたと思ったら糸が切れて逃げられてしまう悔しい場面も。幸運にも釣り上げることができた子は、ちょっと得意げな笑顔を見せた。
つかみ取りは、川の中に設けた網の囲いのなかに泳ぐアマゴを、子どもたちも囲いの中に入って両手でつかむ体験。子どもたちは清流の冷たさを感じながら、腰をかがめて両手でアマゴを追いかけた。アマゴはヌルヌルとして手がすべり、何度も逃してしまいながらも、両手でグッとつかみ上げると「取った!」と歓声。
「釣りは、アマゴが餌にツンツン触ると、急に電気が流れたような感じがした。つかみ取りは、アマゴがヌルヌルしてつかんでもすぐに抜けてしまった」とは、これまでに1度だけ釣り経験がある伊藤響輝君(御坊小5年)。
子どもたちは、釣り堀から歩いて10分ほどの上流にある鷲の川の滝も見に行き、勢いよく流れ落ちる水の迫力と森の中の沢周辺に漂うひんやりとした空気を満喫した。
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