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みちしおの湯(日高町)コロナ禍で入館増目指し計画 当日券の利用客は割引  〈2020年8月13日〉

2020年08月13日 08時30分00秒 | 記事


オーシャンビューを楽しめる「みちしおの湯」


 町営温泉館「海の里」みちしおの湯の入館者増へ向け、日高町は9月1日から来年3月31日まで、当日券利用の客に対して、割引する。今年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響を考えて休館するなどしており、このままいけば、入館者減少は避けられず、割引することで今後の入館者増を目指し、昨年以上の数字を残したい考えだ。

 令和元年度の入館者数は3万7085人。令和2年度はコロナ禍で休館や夏場も外出自粛傾向から伸び悩んでおり、令和2年4月から8月までを見越した想定入館者数は1万3887人のため、今後、昨年度総数を上回るには、令和1年9月から令和2年3月までの実績1万8069人の40%増(5866人増)で総数3万7822人となり、超えられる。
 この数字目標へ向け、国の第2次補正予算による町への新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、同館利用促進事業593万5440円を計上、今回の割引を計画。当日券利用の大人や小人、町外70歳以上、身体障害者と介添人を300円値引き、町内60歳以上は半額の150円に。ただし、回数券利用者は割引対象外。新聞掲載や温泉館内へ掲示、テレビ和歌山のCMにテロップを入れるなど事前に告知して呼びかける。
 コロナの影響を考えて休館後、再開した6月には施設内の特産品販売コーナーを町から業務を委託されている町地域振興(株)がリニューアルしたほか、感染予防対策でスタッフのマスク着用徹底やシールド設置、開館月の6月に限定した20周年記念タオルを配布。6月から来年2月までで各月に2つずつ、18個すべてを集めた入館者に回数券を1人1綴りをプレゼントする20周年スタンプイベントを用意し、来館者を迎えてきた。
 町の主要観光施設で、美しいリアス式海岸の方杭に、露天風呂やうたせ湯、ゆったりとしたスペースのコミュニティルームなどが完備した温泉館。未だにコロナの影響はあるが、今年は20周年を迎えた年だけに担当者は「今回の割引で、利用しやすい状況にしたい」と話している。


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