定期演奏会をPR
御坊少年少女合唱団の第40回定期演奏会は、10日午後2時から御坊市民文化会館大ホールで開く。今年で結成40周年を迎える同団のために、作曲家でピアニスト・なかにしあかねさんがつくった音楽作品「ディックとねこ」を初演する。
3月末に予定していたが、新型コロナの影響で8月に延期。40年間の活動実績を受け、公益財団法人三菱UFJ信託地域文化振興財団の助成金を受け40周年記念演奏会を開催する。
なかにしさんが作った同団のオリジナル作品・同声2部合唱とピアノのための物語組曲「ディックとねこ」は、イギリス民話「ディック・ウィッティントンと猫」を題材に詩と曲をつけた。ロンドンの商人の家で下働きする少年ディックと、そこで友だちになったネズミ捕りが上手い猫を巡る物語。
昨年、なかにしさんを迎えミニコンサートと講習会を開き、同団の活動を知ってもらった上で40周年記念作品を依頼。コロナの影響で振りを付けないが、大学生団員が描いた絵を映しながらハーモニーを響かせる演出も。
プログラムは3ステージで構成。童謡作詞家・東くめさん=新宮市出身=の作品などを集めた童謡、懐かしいアニメソングも披露する。合唱団には6歳から大学生まで35人が在籍し、新型コロナの影響で多くの規制がある中、練習を重ねてきた。「真夏の日差し、自粛の中、ほんの一時、会場にお運び頂き、合唱団の歌声をお聴き頂けるとうれしいです」とPR。開場は午後1時30分。入場無料。
検温・マスク着用を
合唱団ではコロナ感染拡大防止のため、来場者に検温、マスク着用、ソーシャルディスタンスをとるよう協力を求める。ホールは定期的に換気し、消毒液を設置し手指消毒の利用も呼びかける。入場は350人程度に制限する。入場整理券を用意するので、希望者は団員、関係者、市民文化会館まで。問い合わせは合唱団の洲崎さん(電話22・3396)へ。
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