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三浦源吾・御坊市長が市内スケートパーク建設を表明 〈2022年12月7日〉

2022年12月07日 08時30分00秒 | 記事


建設候補地の運動公園未利用地


 6日の御坊市12月定例議会一般質問で、市内外から1万2千人を超える署名が集まった市内へのスケートパーク建設について三浦源吾市長が、11月24日に開いた総合計画実施計画策定委員会で新規事業採択したことを明らかにした。令和5年度で調査検討と実証実験、6年度で設計を行い、7年度で建設する計画。完成まで3年余あり、その間は公共施設等の駐車場を開放することも検討する。以前から早期建設を求めてきた山田勝人議員への一般質問に答えた。

 一般質問でスケートパークを取り上げるのが5回目となる山田議員は「実現に向けた若い子たちの期待は膨らむばかり。一定の方向性を示してほしい」と求めたのに対し、三浦市長は同策定委員会で担当課から上がった御坊総合運動公園スケートパーク等建設事業について「計画通り実施する」ことで新規事業採択したことを明らかにした。
 教育委員会の計画では令和5年度で調査検討・実証実験、6年度で設計を行い、7年度に建設。この日は敷地面積や概算事業費は明らかにしなかったが、建設候補地は同公園内の未利用地(多目的グラウンド東端、パターゴルフ場)を挙げた。5年度は地元区等の同意を得ながら施設管理や料金体系、ナイターの有無など検討し、必要に応じて視察も行う予定。
 検討にあたっては署名活動など早期建設を要望してきた市スケートボード協会(上山綾太会長)と協力しながら施設の内容、適正な規模など協議を行う。あわせて施設が完成するまでの間、実証実験として日高川ゴルフ場の駐車場(新野口橋下)一部など候補地に仮設のスケボー練習場を設置することを検討。利用者ルールを決め、自由に練習できる場所として愛好家に提供する考え。
 山田議員は「若い子たちが求めてきたのは一日も早い完成。あと3年余かかるのは、その思いとかけ離れている」とし、早期完成を実現するために同協会も加わった検討委員会の設置や設計と建設工事を一括発注したプロポーザル方式の採用を求めた。担当部課長は「検討委員会立ち上げも含め、次年度に向けて検討したい」「プロポーザル方式は可能。今後ベストな方法を考えたい」と答えた。
 愛好家らは5月に同協会を設立後、市内外で署名活動を行い、3カ月間で目標1万人を超える1万1655人の署名を集め、8月に三浦市長に提出。9月の市民総体では協賛イベントとして初のスケボーの初心者向け体験教室、経験者向けのゲームを行い、機運の盛り上げに努めている。


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