紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

納刊のお知らせ

2022年12月29日 17時00分05秒 | 記事

 30日付をもちまして本年の納刊とさせていただきます。1年間のご愛読ありがとうございました。1月1日付の正月特集号は24ページでお届けします。
 新年は3日まで正月休みとし、4日から営業、5日付(夕刊配達地域は4日夕)から発行します。
 皆さま、どうぞよいお年をお迎え下さい。

 令和4年12月29日 日刊紀州新聞社


管内市町で28日、仕事納め式 〈2022年12月30日〉

2022年12月29日 17時00分00秒 | 記事


職員の労をねぎらう三浦御坊市長

永年勤続で中井・住民福祉課副課長を表彰(由良町)


 管内市町で28日、仕事納め式が行われ、新年4日の仕事始めまで6日間の正月休みに入った。首長が新型コロナワクチン接種などコロナ禍で頑張った職員の労をねぎらい、新年も一致団結し、ふるさとの飛躍発展に向けて職務にあたるよう訓示。年末を迎え、再びコロナ患者が急増しており、一日も早く終息し、明るく希望あふれる新年になるよう期待していた。

 御坊市 三浦源吾市長が、今年度職員表彰を受けた谷口泰之・介護福祉課地域支援係長(44)杉本誠司・企画課主査(62)市立図書館に賞状と記念品を贈り「コロナワクチン接種やマイナンバーカード推進では大変な苦労、負担をおかけした。この一年本当にご苦労さまでした。ゆっくり休んでいい年を迎え、仕事始め式では元気な姿でお会いしましょう」と訓辞。小池佐左夫市議会議長は「来年も市民のため、市長を先頭に頑張っていただきたい」とあいさつした。
 美浜町 「本日業務終了後は早く帰宅し、大切な人と過ごしていただきたい」と今年も仕事納め式は行わず、籔内美和子町長は職員にメールで訓示を伝えた。
 籔内町長は、新型コロナウイルスワクチン集団接種や感染症対策に懸命に取り組んだ職員らに感謝とお礼を述べ、住民から「職員に優しくていねいに案内してもらってスムーズにいけたよ」との言葉を受けたことを紹介。「今後も、常に住民の皆様に喜んでもらえるよう、何事にも住民目線で取り組んで」と呼びかけた。
 来年3月3日で自身の1期目任期が満了することに「職員の皆様のおかげでここまでやってこられた。感謝してもしきれない思い」と深く感謝。
 年末年始の6日間の休暇は「1年の疲れを取って心身ともにリフレッシュしていただき、また1月4日からは笑顔で出勤され、業務に精励されることを願います」と続けた。
 日高町 町農村環境改善センターで行い、職員約80人が出席。松本秀司町長は厳しい財政状況下で職員が協力して町政全般にわたり堅実な成果をあげられたと労をねぎらった。
「新型コロナウイルス感染症が確認されてから、3年が経ち、現状のコロナ禍はまだまだ予断を許しませんが、ワクチン接種も5回目が終了し、ウィズ・コロナのもと感染防止対策をとりながら、町民の福祉向上と笑顔で健康に暮らせる安心、安全な町づくりのため、尽力したい」と抱負。
 最後に「皆様には、ご家族そろってすがすがしい新年を迎えられ、職員全員、心新たに仕事始め式が行えるようお願いします」と述べた。仕事始め式は来年1月4日午前8時30分から行う。
 由良町 役場で開き、職員を前に山名実町長がコロナ禍の中、通常業務に加え集団接種、マイナンバーカード普及の取り組み、住民への丁寧な対応に謝辞を述べ「町長に就任してから一番大事してきたのが町民の方々との対話。町政懇談会という形で全地区回らせてもらい、膝をまじえ顔と顔を突き合わせ話ができたことは有意義な時間だったと感じています。皆の意見に応えて各地区にお返ししたい。そういう作業も全部して頂き、本当にありがとうございました。町民の声を町政に生かして、由良町の皆さんが幸せに安心・安全に暮らせるよう皆で知恵を出しあい、より良い由良町にしていきたい」と述べ1年間の労をねぎらった。
 職員表彰もあり、永年勤続(30年)で中井光代・住民福祉課副課長を表彰した。
 日高川町 久留米啓史町長が、美山、中津両支所に続いて午後5時から本庁で「それぞれの部署において、それぞれの立場で、住民の皆さんや町のことを第一に考えながら公務に当たって頂けた」と職員にねぎらいの言葉をかけた。
 1年の出来事を振り返り、小中学校再編推進への理解と協力を求め、「新型コロナウイルス対応地方創生臨時交付金事業では、職員の皆さんが何度も考え、住民目線でアイデアを出して頂いた。提案を全て実施することはできなかったが、実施した事業は住民の皆さんにとって実のある事業であったと思いますし、喜んでも頂けたと思っている。年末年始の休暇に心身共にリフレッシュし、心機一転、また公務に励んで」と訓示。小早川幸信・町副町長の一丁締めで1年の業務を終えた。
 印南町 町役場で行い、全職員を前に日裏勝己町長は1年を振り返り、トップスピードで取り組んだワクチン接種、防災福祉センター建設工事着手、中学校統合に向けての建設予定地の造成設計実施、物価高騰への各種対策対など上げ「住民の皆様の理解と協力を得ながら取り組むことができた。職員の皆さんも激務の中、それぞれの部署でご尽力いただき感謝申し上げます」と労をねぎらい「来年も皆さんとともに『住んでよかった 住み続けてよかったと希望のもてるまち いなみ』を実現するため先頭に立ち、かじ取りをさせていただきたい。来るべき令和5年が印南町にとって素晴らしい年、希望をもてる年となることを願っている」と述べた。


 その他の主なニュース

原栄二さん(御坊市)が手づくりの門松を御坊市役所に届ける

1月8日、御坊少年少女合唱団が岸和田合唱団定演でジョイント

御坊日高地方9薬局が年末年始対応へ開局

管内多くの寺院で「除夜の鐘」が突ける


岡﨑大地さん(日高広域消防)が ロープレスキュー(アジア最大)大会で準優勝 〈2022年12月29日〉

2022年12月29日 08時30分00秒 | 記事


銀メダルを手に笑顔の岡﨑さん


 12月8~10日までの3日間、台湾南投県で開催されたアジア最大のロープレスキューの大会「橋(チャオ)」に、日高広域消防勤務の岡﨑大地さん(33)=日高町荊木=が初出場し、世界の消防士が憧れる大会で見事準優勝に輝いた。同大会は、平成26年に始まり、国際基準の資機材と技術を用いた救助方法で、世界の救助隊が災害現場で日頃から使用しているロープレスキューの技術を競う。過酷な大会で、体力、技術はもちろんメンタルやチームワークが勝負の鍵を握る。

 ロープレスキューとは、ビルや工場、山、崖など足場が不安定な自然地形でヘリや消防車が近づけない場所で発生した災害現場で、ロープを使用して安全・迅速に活動する技術。競技は、10メートル以上の崖の下やビルの屋上から本物の人間を救助するなど10想定が与えられ、クリアするタイムや、技術、安全性、リーダーシップ、協調性などが評価される。今年は11カ国から集まった救助関係者ら24チーム(1チーム5人)が出場した。
 勤務13年目、救急救命士の岡﨑さんは、6年程前から人が究極に困った時に絶対に必要になるロープレスキューの技術を勉強してきた。4年程前にロープレスキューの講習などで知り合った、田辺市や奈良、三重県の30~40代の男性消防士5人でチーム「START」を結成。同大会に向けてコロナ前から練習を重ね、大会では、チームワークと個々の能力の高さが勝因となり、準優勝を収めた。大会を振り返り、「日頃の訓練の結果が出た。1分1秒を争う実際の人命救助の現場で使っている技術が、世界で評価をもらえてうれしいです。救急救助の現場では今後ロープレスキューが主になっていく。上を目指して、もっと技術を高められるよう頑張りたいです。住民の方に安心感を持ってもらえる消防士を目指したいです」とより一層職務に励むことを誓った。
 銀メダルを持った岡﨑さんから、受賞の報告を受けた同消防の阪口悟消防長は「大きな大会での準優勝おめでとうございます。仕事以外でも訓練して、大変だったと思います。他職員にもいい刺激になった。これからも自己研さんに励んで、救助技術の向上を図ってほしい」とたたえた。岡﨑さんは「職場の協力があったからできたことです。結果を持って帰れてよかったです」と微笑んだ。


 その他の主なニュース

社会人フットサル・FCダニーニャが県リーグ初制覇

 日高町が物価高騰影響を受け子育て世代応援2万円給付へ

アサヒ飲料(株)がみなべ梅郷クラブなどと連携して南高梅の味わいがする炭酸飲料を開発、来年1月末から全国発売

おんぱく・大正大プログラム「星空キャンバス」御坊市で開催