岸田首相の秘書官が更迭された。
同性婚・性的少数者への差別発言が問題となってのものだ。
いくつか問題がある。
差別発言が問題とされるのは、然るべき立場の人間の発言は重いという事がある。
今回の発言は個人的なものだが、それは他者を誘導する力がある。
首相秘書官というのは、かなりの地位の人間であり、他者に大きな影響を与える。
一般人が同じことを言うのとは、社会的な影響にはとんでもない差がある。
一方、親分である岸田首相は、「すべての国民にとっても家族間や価値観、社会が変わってしまう課題だ。」と国会で述べている。
つまり、更迭はしたが本質的には同じ考え方をしているという事だ。
既に、社会は変わっているのではと思うが。
こういう彼らの背景というか、支持基盤になっているのが旧統一協会である。
統一教会の考え方と同一であり、彼らは同性婚などに反感を示すキャンペーンを長年出し続けている。
この点が、特に自民党の保守派とは「気が合う」のである。
自民党と同じ考えを持つことは、教会にとってはプラス面しかない。
自民党にとっても同じことであり、教会の指示は何にも代えがたい。
当然、旧統一協会との「癒着」について、本気で調査する気などない。
そういう流れを敏感に感じ、マスコミも触れない。
あれほど、毎日のように登場していた鈴木エイト氏もテレビで見かける事が無くなった。
骨のあるマスコミが出てきて欲しい。