昨年はノロウィルスにかかり、寝正月になってしまい、浜離宮恩賜庭園で開催される諏訪流放鷹術の実演を見ることができなかった。
今年は1月2日に11時からの実演開始を念頭に、やや早めに出かけ10時に浜離宮に到着してたのだが、観覧する場所の1列目は既に埋まっていた。出遅れたようだ。
今年は、残念ながら電通ビルからのハヤブサの急降下は見られなくなったとのことだった。12月26日にリハーサルを行った際に浜離宮にいた地付きのハヤブサと争いになり、加えてハシブトガラスも加わり、乱闘騒ぎとなり、ハヤブサが逃げてしまったとのことだった。
写真は最前列ではなかったので、前の人の切れ間からの撮影となり、あまり良い写真はとれなかった。
今回は、オオタカ成鳥1羽、オオタカ幼鳥4羽、モモアカノスリ(ハリスホーク)1羽が来ていた。
オオタカ成鳥2歳
![130102_0621_2 130102_0621_2](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/3c/50082e5ca83621b470f0950fe098fc9b.jpg)
オオタカ幼鳥(3か月?)
モモアカノスリ(ハリスホーク)
実演は振替(鷹匠の拳から別の鷹匠の拳へ鷹を飛び移らせ、他人にならす)、渡り(樹上にいる鷹を拳に呼び戻す)、振り鳩(細紐をつけた鳩を振り、投げあげ空中で掴ませる)などが行われた。
午前中の部はつつがなく終わった。
振替の実演
振替で鷹を放つ
飛翔中
渡りの実演
オオタカを放つ(尾羽に小型発信器が付けられている)
渡り オオタカ成鳥
渡り オオタカ幼鳥
オオタカを呼び戻した
その他 飛び流し?の実演
ドバトを捕らえるオオタカ
![1301020546 1301020546](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/40/7fde631d41fc56e6f955a63c00982258.jpg)
ドバトを捉ええたオオタカ成鳥
一般人が鷹匠を体験
振替を一般人が体験するイベントがあった。4名が選ばれて体験を行った。
美女と鷹
その後、浜離宮内の鳥を観察してから帰ろうと梅林のあたりを通ると、ハシブトガラスが沢山林の上を舞っており、騒がしかった。
ハシブトガラスが騒ぐ
梅林のあたりの道では、紐の先に付けた鳩を振って、笛を吹いている鷹匠さんを見た。他の人は電波の受信機を持っている。
電波受信機で鷹の居場所を探す
どうも鷹が逃げて戻って来ていないようで、探している様だった。今回連れてきたオオタカだろうか、それとも、もしかすると、昨年暮れに逃げたハヤブサだろうか?
見ているうちに、午後2時からの実演が始まったので、少し覗いてから帰ることにした。
見ているとまたトラブルが発生し、オオタカ1羽が木に飛翔していき、戻ってこないという事態が起こった。
戻って来ない鷹をしばらく待ったが、戻らないので、振替の体験を行っていた。
午後の部では外国人が体験していた
途中で帰ることにしたのだが、途中で鷹が戻ってきましたという放送が聞こえてきた。とりあえず1羽が戻って良かったと思いながら浜離宮を後にした。