今更であるが、昨年、さぼって書かなかった日記のページが何枚もある。
一つだけ、キタミソウ関係で書き忘れていたことを忘備録として日記のページに書いておくことにした。
昨年の11月22日に埼玉県行田市星川で行われたキタミソウ自生地現地研修会に参加した。
主催は星川の自然とキタミソウを守る会、行田ナチュラルネットワークによるものだった。この研修会には保全生態学や景観生態学の大学の先生が指導者として参加した。
午後1時30分からの開始だったが、昼前に現地に着くように出かけ、一人で馬見塚橋から斎条堰まで星川沿いを歩いてみた。
馬見塚にあるキタミソウ案内板、左手前には駐車場がある
馬見塚橋
斎条堰
斎条堰とその上流
ここのキタミソウは1997年(平成9年)の環境ボランティア講座の自然観察会で発見されたようである。保護は星川河川改修計画と関連して進められているようで平成11年にキタミソウの調査が実施されている。
歩いて分かったのだが、越谷市近傍の河川と異なり、オオオナモミの繁茂が無いだけ恵まれているようだ。オオオナモミが用水の水位低下とともにキタミソウと競争するように発芽し、背が高くなるのでキタミソウの生育を阻害するようだ。
キタミソウ
途中、網猟でマガモを捕らえる場所らしい箇所があった。デコイのマガモが3羽河川中に設置されていた。
マガモのデコイ
狩猟許可証の写しが掲示されている
河川の雰囲気は越谷のキタミソウが生育している場所と似ていた。
現地研修はフィールドと公民館で行われた。32名もの参加しがあり、そのうち行政の職員が12名いた。
研修でのキタミソウ観察状況
観察できた鳥は、スズメ、ムクドリ、ホオオジロ、カワラヒワ、ジョウビタキ、キジバト、ヒヨドリ、モズ、ツグミ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、アオサギ、ニュウナイスズメなどだった。
アオサギ
セグロセキレイ
ハクセキレイ
モズ
ニュウナイスズメ
昆虫はキタテハを確認した。植物はキタミソウの他、ガガイモの種子が印象に残っている。
キタテハ
ガガイモ の種