クマゲラの鳥見日記   自然観察とバードウォッチングの記録

ブログ名は昔、白神山地で見たクマゲラに由来
2009年5月OCNブログ開設後、
2014年10月20日GOOに引越

チャバネセセリの観察

2020年10月24日 | 日記・エッセイ・コラム
9月13日大吉調節池で、イチモンジセセリらしい蝶が産卵したのを見かけた。
探すと饅頭みたいな小さな卵がイネ科の植物の葉に1個産み付けられていた。

イチモンジセセリの卵だろうと思って、持ち帰って飼育、観察することにした。

9月18日に気が付いた時には孵化して幼虫になっていた。



しばらくして大きくなった幼虫の特徴を幼虫の図鑑と照らし合わすと、チャバネセセリの幼虫
ということが分かった。

   10月4日の幼虫  大きくなった幼虫  (頭部の眼のような模様からチャバネセセリと判断)


   10月5日の幼虫


幼虫は、10月7日には前蛹になり動かなくなった。


10月9日には蛹になった。蛹の下には幼虫だった時の皮が脱ぎ捨てられていた。

  チャバネセセリの蛹

  脱ぎ捨てられた幼虫の皮

10月20日チャバネセセリの蛹を見ると、内部の翅らしきものが透けて
見えるようになった。

  蛹の中の羽などが透けて見える

10月20日夕方には羽化した。
残念ながら、羽化の瞬間を見逃してしまった。
羽化した蝶を見ると、やはり、幼虫の図鑑は正しくチャバネセセリだった。
羽化したチャバネセセリ
10月21日午前中に羽化したチャバネセセリを放蝶した。

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