クマゲラの鳥見日記   自然観察とバードウォッチングの記録

ブログ名は昔、白神山地で見たクマゲラに由来
2009年5月OCNブログ開設後、
2014年10月20日GOOに引越

生物季節観測から鳥などが外される

2020年11月11日 | 日記・エッセイ・コラム
11月10日に気象庁から「生物季節観測の種目・現象の変更について」という発表がありました。
令和3年1月より生物季節観測を植物の6種目9現象を対象とした観測に変更するというものです。
すなわち、あじさいの開花、いちょうの黄葉・落葉、うめの開花、かえでの紅葉・落葉、さくらの開花・満開、
すすきの開花の観測のみに変更されるとのことです。
気象庁では生物季節観測を昭和28年(1953年)から全国で統一した観測方法で開始し、令和2年1月現在、
植物34種目、動物23種目を対象に、開花や初鳴き等を観測していたものです。
来年からは、つばめの初見、うぐいすの初鳴、もずの初鳴などの観測が実施されなくなります。
ツバメ初見
ウグイス初鳴
モズ初鳴
このような生物季節観測の種目の見直しは2003年などにも行われ、このときはキリギリスの初鳴きなど47種目を
除外したようです。
ツバメの初見などの情報が来年から無くなるのは、寂しいことだし、全国的な大切なデータが失われるような気がします。
季節の風物詩ともいえる記録が気象庁でされなくなることは残念なことだと思います。
できるなら、生物季節観測の動物について一部でも良いから復活させて欲しいものです。

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