今日も、「晴天」でしたが、「花冷え」なのか、「春の陽気」には、ほど遠い気温でした。
「地球の温暖化」は、更に深刻な問題に発展しています。
ブリュッセルで開かれていた気候変動に関する国連の作業部会が閉幕し、地球の温暖化によって食糧不足や健康被害がもたらされると警告しました。
ベルギーのブリュッセルで5日間にわたって行われた会議では、最終日、26時間もの徹夜の議論を経て、報告書をまとめました。
地球の平均気温が2度前後上がった場合、動植物の種のおよそ2、3割が絶滅の危機にさらされると警告し、3度以上の上昇なら、穀物など食糧の生産が減少に転じると指摘しています。
「農業分野でも影響が出てくるでしょう。食糧確保にも大きく作用してくると思います」(IPCC パチャウリ議長)
また、人の健康への影響については、気候の変動によって「洪水や熱波などが発生し、死者や病人が増加する」、また、「食料不足により栄養失調となる人たちも深刻化し、環境への適応が難しくなる」と結論付けました。
しかし、あまりにも厳しい予測は、各国の経済成長や開発にストップをかけるおそれがあるため、議論は紛糾し、当初の案よりもかなり後退したことは事実です。
地球規模で環境を守っていこうという目的が、各国の都合や利害で対立してしまう。温暖化問題の難しい面が、今回もはっきりと浮き彫りになりました。(07日05:27)
今日の写真は、久万高原町の旧柳谷村の「西村大師堂」の枝垂れ桜です。樹齢225年です。