ある関係者4名で震災の東北を訪れた。
仙台空港に着くなり度肝を抜かされた。空港のアーケードみたいな屋根部分が
ゆがんでいる。そこまで津波が押し寄せたらしい、高さ6m!
ここの空港は海まで数百mしかない。
私たちはその後、石巻市の女川(おながわ)地区や、気仙沼市
南三陸町を巡ってみた。どこもその傷跡がすごい。唖然とする。
ガレキの撤去などは順調にいってるなあと言いたいが、どだいこの物量には
いかんともしがたい。木屑、自動車などの金属類などは山のように積まれて
いるがその量に圧倒される。またこれからどうやってそれを処理するのだろうか?
道路や電気、電話、水道などのライフラインは復旧はしつつも、まだいろんな所で
工事中の姿が見える。
さあ、復旧復興といってもこれから先、もうこんなところには住めないのでは!
人が流され、家が流され、多くの方が犠牲になった、この恐怖と悲しさは
忘れることは出来ないであろう。
助かった方々は
こんな高台の仮設住宅に住まれているが、人の姿もあまりない。活気が
ないのは当然だろう。また、これから寒くて雪の季節となる。
大変だなあと思ってしまう。
今回、被災地を訪れて感じたことは、津波の怖さは当然だが
海岸ぶちにある僕らの町や我が家がいずれこうなるのでは・・と
近い将来といわれているが、とにかく、防災の意識をたえず持ち(かならず
人は時間とともに3・11のことを忘れてしまう)
少なくとも高台への避難所、防災基地の建設を急がなければと
思った次第だ。