5月1日より 東の麓 出羽の里 純米酒 新発売です。
県内各蔵元でも酒質をどんなものにしていくのか定まっていない中、発売してみました。
今年の造りでは、弊社の純米酒(出羽燦々55%精白使用)と、ほとんど同じ醸造条件とし出羽燦々との違いを探っているところです。
今回「出羽の里」の精米歩合は65%ですが他の米を使った酒に比べ、アミノ酸度の出方はグッと少ないのです。それがこの米の大きな特徴だということです。ですから雑味の少ないスッキリした酒質になり、もう一杯飲んでみようと思ってしまう酒になるのではと期待しています。
私が家で飲んでみた感想は、冷やした時はスッキリ、常温でもスッキリ、ぬる燗では思っていたより旨味があると感じました。火入れして一ヵ月半経ちますが、新酒の荒さも無く良いです。口当たりは甘く感じますが、喉を通り過ぎると切れが良く飲み飽きしないと思いました。香りは吟醸ではないので特段フルーティーではありません。許せる酢エチ系の香りがあります。良い評価をしてくださる方はマスカット系の香りと表現してくださいました。鼻につきません。
この酒に吟醸香が必要かどうか、他の商品と絡めると迷うところです。売れ筋を狙っていくなら必要なんでしょうかねー 皆さんのご意見をお待ちしてます。
「出羽の里」純米原酒は火入れ酒でタンク貯蔵です。これから熟成していくとどんな変化を見せるのか期待と不安がありますが楽しみでもあります。
皆様に飲んでいただき、評価をお聞きしたいです。 ブログ新人 蔵人S