果てまで続く稲穂がサワサワとなびいている…
記憶に残る田園風景が、ガタゴト連なる棚田もあれば、ブワッと広がる稲田まで…
立ち上がると、顔にささやく風は…遠くに残る記憶に語りかけている様です…。
おいしいお米を育てても…どんなにたっぷり稲穂が育っても…
楽しんでくれる人が減って、待ち望んでくれている人も少なくなると…
笑顔で自然と向き合う心も削られてしまうのかも…
古民家に関わる多くの職人さん達も、住み継がれ、暮らしを守る住処が見捨てられるのは悲しくて…
残されて来た伝統工法も、悲しい目で見ているようです…。
大きく世界が変わるには、犠牲にするものがあっても…
変えてはいけない暮らしも…無くしてはいけない考え方もあるようで…
消えてしまわなかった文化は…この先も守るべき世界なんだと思います。