暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

睡眠

2019年03月31日 | 古民家

 5時を過ぎれば暗くなり始める冬の時期と・・・・

7時頃まで明るい夏の時期・・・自然の営みだけで生活している訳では無いので・・・

あまり関係ないと言われそうですが・・・街灯や看板・・・商店の明るさで暮らす生活が・・・

人の感覚を狂わせ・・・不夜城のような街をいくつも作ってきたように思います・・・。

太陽とと共に起きて・・・太陽が沈むと共に寝る・・・・

昼夜の逆転した仕事に携わる方も多く・・・・・睡眠時間が2~3時間と言う方も多いと思いますが・・・

自然の中では、熟睡する動物も少なく・・・・立ったまま寝たり・・・飛びながら寝たり・・・

脳の大きさも関係が有るようですが・・・キリンなどはほぼ寝ていないようです・・・。

古くは・・・徒歩での出勤・・・・薄暗いうちに家を出て、暗くなる前に家に帰る・・・

実質の勤務時間は、今よりもずっと少なかったはずです・・・。(夜、内職のような仕事もしていたようですが。)

欧州の国では・・・お昼休みの時間が2時間も合ったり・・・地域柄の気候もありますが・・・

休みを大切に・・・有意義に使っているように思えます・・・。

大工さんなどの職人さん・・・8時頃から現場・・・10時に休憩して・・・お昼しっかり休み・・・

15時にも休憩して・・・6時までには片づけをして帰る・・・昔から変わらない流れです・・・。

(職種によっては、休憩も取らず・・・移動時間が食事で・・・夜も遅くまで作業している方々もいらっしゃいます。)

帰ってからは、道具の手入れや・・・次の作業の段取り・・・打ち合わせなど・・・

お酒を飲んで寝てしまうような事も少なくはありませんが・・・やらなければ、そのしわ寄せは、自分に帰って来ます・・・。

農閑期の仕事だった、酒造りのような特殊な仕事もありましたし・・・一概には言えませんが・・・

暗くなれば仕事のやる気も出なくなります・・・。

朝太陽の光を浴びれば・・・元気になれる気がします・・・。

自然の摂理の中で暮らす・・・時間の流れや環境に合わせた暮らし・・・

目の前の事・・・廻りにある大切なものなのに・・・見えない人が多くなっているように想います。

 

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技術

2019年03月30日 | 古民家

 F1・・・フォーミラーワン・・・走る性能を極限まで突き詰めた車です・・・。

日本でも、連日TVで放映される人気振りでしたが・・・

車文化が遅れていた日本では・・・車に対する認識があまり前向きでないようで・・・

モータースポーツとして・・・スポーツと呼ばれる事に理解を示す方も、そこまで多くは無かったと思います・・・。

フォークやハードロックも・・・・モータースポーツ同様・・・不良の温床のような扱いを受けていたと思いますが・・・

一部の素行の良くない部分を取り上げて・・・不良のレッテルを貼ってしまうのは・・・

いつの時代も変わらないのでしょうか・・・?・・・今時の若い者は・・・・

そんな言葉が思い浮かびます・・・。

職人の世界も・・・・一部、素行の悪い方々や・・・・見た目のあまりよろしくない方々を見て・・・

悪い固定観念をもたれたり・・・・実際、荒くれ者の多かった、肉体労働の方々・・・

のイメージが今でも残っているのかもしれません・・・・。

新しい技術の開発には時間とお金がかかります・・・。

実験の場も必要です・・・。

F1やロケット・・・・容認は出来ませんが・・・戦争などの軍事設備など・・・

無駄と思われるような部分にも・・・・いずれ、一般社会で広く技術が使われるようになります・・・。

悪い事も・・・良い事も・・・広く、多くの経験をする事で、余裕のある考え方も生まれ・・・

良い仕事にも繋がると思います・・・。

職人不足がいずれ深刻な問題になると思っています・・・。

もともと厳しく・・・荒々しい世界なので・・・そんな世界でのしあげって行くには・・・

技術を身に付けていくには・・・長い下積みの時間が必要です・・・。

すぐに成果も出にくく・・・理不尽な扱いも受ける場合があるようです・・・。

それでも・・・自分の描く職人姿を目指して・・・多くの若者に日本建築のすばらしさと・・・

日本の職人技術をもっと知ってほしいと想います。

 

 

 

 

 

 

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質素

2019年03月29日 | 古民家

 草食男子・・・肉食系女子・・・・少し落ち着いた肉文化・・・?

和食が無形文化遺産になりましたが・・・・江戸時代や・・・それ以前も・・・

庶民の食生活は・・・一汁一菜が基本の生活・・・・

魚が食卓(卓は無のですが)に並ぶ事も少なかった食生活は・・・質素を絵に描いたような様子だったように思います・・・。

それでも・・・イノシシやキジ・鹿など・・・坂本龍馬の最後の晩餐になったかもしれない軍鶏鍋・・・

鳥は以外に食されていて・・・牛やブタも一部地域や・・・特殊な職種の中で食される文化もあったそうです・・・。

江戸時代、多くの人は、朝炊いたご飯で・・・お昼の食事・・・夕飯のご飯と・・・1日3回もご飯を炊くことは無く・・・

明治・・・昭和と時代は過ぎて、西洋文化が入ってきて・・・・日本の産業が元気になるまでは・・・

まだまだ下町の空気が漂っていて・・・・みんなが貧しく・・・今日よりも明日・・・明日よりも明後日・・・

もっと良い暮らしを夢見て・・・みんなが一生懸命働いていたし・・・質素な食生活でも・・・

元気で前向きな日本だったと思います・・・。

ジビエ料理も・・・下処理の方法や・・・保冷技術のおかげで、比較的クセ無く・・・

おいしく頂ける時代になりました・・・。

日本の肉文化が進まなかったのは・・・天武天皇・・・聖武天皇の時代から・・・仏教の教えで・・・

殺生はいけません・・・から始まり・・・江戸末期・・・明治までその風潮は続きましたが・・・

何度も禁止令が出ていたと言う事は・・・食べる人も多かったのだと言う事らしいです・・・。

食生活の改善・・・衛生環境の改善・・・・西洋医療の発展が・・・日本の健康文化を広めて来たのは間違いありません・・・。

ユネスコの無形文化遺産となっていますが・・・それは懐石のような、一般庶民には少し縁遠い部分のような気がして・・・

(和食の定義は、多彩で新鮮な食材・・・栄養バランスにすぐれた・・・季節の移ろいの表現・・・年中行事との繋がり・・・など

 この定義では、質素な食事には思えないですね。)

江戸時代の庶民の素朴な食事が、文化遺産になったとも思えません・・・。

でも・・・各地に残る・・・今では若い方もあまり食べないような煮物や佃煮のようなお惣菜・・・

塩分取りすぎにならなければ・・・郷土料理と言われる庶民の食事こそが・・・

日本の無形文化遺産になるのかな・・・と想います。

 

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見据えた

2019年03月28日 | 古民家

 親から子へと引き継がれるモノ・・・・・・

それは・・・家庭の味であったり・・・・日常のやり取りであったり・・・

特別な技術を伝えるだけが、親から子へ引き継がれるモノではありません・・・

先祖代々伝承され、何代にも渡って引き継がれる伝統もありますが・・・

それは一部の歴史ある伝統の家系に生まれ・・・・繋いで行く運命として課せられた使命のようなものだと思います・・・。

情報が今のように溢れていない時代では・・・親の家業を継ぐのが長男の役割・・・

江戸時代の・・・お家を守る事が、社会の道理であったり・・・

ある国では・・・生まれた家庭で、その後の運命が決められてしまったり・・・

個人の考えで、好きな様に暮らせない世の中もあります・・・。

職人の跡継ぎ問題はこれから益々深刻になって行きます・・・・。

親方が弟子を持つ余裕の無い、建築現場の現状・・・・

親が子に・・・同じ苦労をさせたくないと考え・・・継がせないと思うような現実・・・

長い期間、下働きのような修行に耐える事の出来ない、若い世代・・・・・

いろんな理由はあると思いますが・・・・実は・・・

住まい造りの中で・・・夢や目標を持てない、今の住宅建築の中身に問題があるように思います・・・。

数年・・・数棟、建売の新築現場を経験し・・・・

工務店・・・ハウスメーカーの作業現場の仕組みを理解出来れば・・・独り立ち出来る技術が身に付く様です・・・。

少し厄介な納めは・・・年配の方にお手伝いをお願いして・・・

安くて・・・綺麗な新築住宅を作り続けられる技術・・・・・・

それは・・・夢なのでしょうか・・・?それが目標なのでしょうか・・・・?

お客様に喜んで頂けるような仕組み作り・・・家作りをする良い会社もありますが・・・

自分の子供に・・・自分の仕事を誇り・・・引き継いでほしいと思えるのでしょうか・・・?

家庭を守る為の手段として・・・携わる仕事もあります・・・。

その中でこだわりを持って取り組む方もいます・・・。

これからの5年・・・・10年先を見据えた仕事造り・・・仕組み造り・・・・

勝手な考えで、なかなか出来る事ではありませんが・・・

そんな考え方を多くの方に持ってもらえればと想います。

(かなり勝手な意見で大変申し訳ありません・・・個人的な意見と解釈して下さい。)

 

 

 

 

 

 

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正しい

2019年03月27日 | 古民家

 家が傾くと、体調がすぐれなくなります・・・・。

床が傾いたまま暮らしていると・・・慣れてくるそうですが・・・気分が悪くなる方も多いようです・・・。

地盤沈下が大きな問題になった地域・・・・・にわか業者が来て・・・・

原因もはっきりしないのに、とりあえず床だけ張り替えて済ましたり・・・

無理な工事で家を持ち上げて・・・少しすると・・・また沈下してしまったり・・・

傾いたままでは・・・・建物の加重が部分的偏り・・・・(柱1本辺りににかかる負担は、通常の倍以上になる事があります。)

地震や台風のときに倒壊する恐れもあります・・・。

片方の足に体重を掛けて立っている状態を思い出して下さい・・・。

建物の傾きは・・・・・思ったよりも深刻な状態なのです・・・。

石の上に柱が立っている・・・「石場建て」の建物では・・・傾きや・・・沈下が少なからず見受けられます・・。

耐震を気にされる方でしたら・・・沈下の修繕もそうですが・・・

傾きの調整も大切な修繕として考えて・・・・床や建具を取り替えたりの工事だけで済ませることの無いようにしてほしいと思います・・・。

床や土壁を剥がして建物を持ち上げたり・・・引っ張ったりの工事で・・・かなり大掛かりな内容にはなりますが・・・

今まで100年・・・大切な家族を守って来た住まい・・・これからの100年・・・同じように暮らしを支えてくれるのです・・・

建築当初に近い状態に戻してあげる事で・・・・地震にも・・・台風にも持ち堪えられる造りになります・・・。

現代のように、壁をたくさん作って・・・・窓を極力少なくする建物とは違います・・・。

傷んだ部分を取り替えて・・・・現代に合わせて、少しだけ設備は新しくして・・・

断熱も・・・ほんの少し良くなる工夫をして・・・正しい修繕が大切です・・・。

心落ち着く・・・快適な空間は人それぞれの想いで変わってきます・・・・。

古い建物=ゴミ・・・そんな考え方を変えて・・・・日本の伝統と思えば・・・宝物に見えて来ませんか?

 

 

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