暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

2024年07月31日 | 古民家
 夕涼みと・・・軽はずみな散歩は・・・
持て余した元気に気圧されて・・・
あてもなく歩いた町の様子に・・・
小高い丘も、小川の音も・・・閉ざした道の足元は・・・
ザワザワ小声で話しかけはするけれど・・・
幼い耳と、目の中に・・・色ある景色は聞こえて来ない・・・。

塗りつぶされた街の様子は音も見えず・・・
雑な色使いに嫌味と浸り・・・
生きる力で当たり散らし・・・小さな影響力が町の中で拡がり暮らして・・・
当たり前が淋しくなるほど、おどけた顔は・・・
人気者と正義の味方で別れている・・・。

誰の仕業と気付く頃には・・・花の香りも小さく頷いて・・・
雑な小道と打ち水が、花道になりかけると・・・
愛するひと時は見下ろした・・・
小さな暮らしに降りてくる。


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過ごしたはずの

2024年07月30日 | 古民家
 分相応には届かない・・・力以上の役割を果たしながら・・・
身の丈の以上に自分を見失い、迷う姿を探しては・・・
心配りで隠しながら・・・開かない扉に光を浴びて・・・
秤にかけた、のぞみを振り絞る・・・。



新しい出会いが続くほど・・・
もれなく次を求めて探し・・・見渡す限りの宝の山は・・・
隠し続けて守られて・・・人の力で生まれて育ち・・・
永遠と別れの間に飲まれて落ちてしまえば・・・
取り戻した暮らしは穏やかに欠けてゆく・・・。



離れた指をかばいながら・・・
つむじの向きを確かめて・・・
夢と混ざる暮らしの中で、明日を過ごすことだけ考えては・・・
騒がしく癒やしの言葉を唱えると・・・
過ごしたはずの遠い昔は・・・今も目の前を楽しませてくれる。










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無造作

2024年07月29日 | 古民家
 扉を開けば叶う言葉がある物語と・・・
出会う想いは夢のまた夢と・・・出てくることも叶わない暮らしと無縁になるまでは・・・
姿を隠し・・・自分が動き出すまでの、押し黙った時代はようやく過ぎたけれど・・・
無造作に目的もなければ軽はずみな想いは薄く・・・
動けなくなってしまう・・・。



無知の想像が弧を描き・・・色を落とせばクレパスの・・・
ルールも無視は個性を掴み・・・芸術は文化の中で踊りだし・・・
好きが悲しみを超える時、喜びの才能は開花するのかも・・・。



抑圧されて来た想いは・・・伝統や文化の中で邪魔を避け・・・
さげすみは教育と言葉を変え、我を伝え・・・
自由となれば度を超えて・・・言葉遊びに個性を作り出す・・・。
不平等が力を生んで・・・平等は偏り、自由は格差を育て・・・
言葉が舞えば暴力は・・・無造作に生まれ飛んでゆくのかも。




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真夏

2024年07月28日 | 古民家
 まん丸の目玉に、大きく頬を膨らませ・・・
イタズラに横向くアマノジャクも、大きく青空を掴もうと・・・
黄色と青に並んだ景色は・・・夏風を掴んで緑はそよぎ・・・
川の流れもキラキラと・・・涼の音を静かに運んでいる・・・。

ヒャラリトと派手に慎ましく・・・町を廻る人の波に、影と灯りを造り分け・・・
時間が影を落とし夜道に迷い始めると・・・人の流れに祈りは踊り・・・
大きな花火は頭の先で弾けて飛び・・・
無病息災、暮らしの願いは知らず知らずに忘れ去り・・・
変わらない文化の先に繋がる訪れは・・・町の景色に似た様子のスピードで・・・
吹き流されて行く・・・。

来年も同じように・・・今年も無事に・・・
四季の願いに掴んだ暮らしは・・・泳ぐ速さと、空飛ぶ速さと・・・
駆け抜ける予測が外れる度に・・・
おしゃべりが過ぎ・・・聞く耳も持たないワガママの・・・
濃すぎるカルピスを飲み干して・・・
自分勝手に始めた満足顔を、真横で眺めるように頷いて・・・
赤ら顔の玉の汗に・・・抜ける風と青空と、入道雲は焦りを隠せず・・・
カナカナ鳴いて夕立と・・・冷める夏の夕暮れを静かに待っている。






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入口

2024年07月27日 | 古民家
 不思議の国のアリスが過ごした時間を追いかけて・・・
恐れや不安を超えてゆく・・・大切な想いと教えに囲まれ・・・
不思議の国を目の前に・・・変わらぬ暮らしの夢見心地は、少し先のお話で・・・
両手で囲む想いが幸せと・・・はしゃぐ子供は笑うけれど・・・
知らぬ恐れと、希望の果に見つけた欲望は・・・
不思議の国の入口を探している・・・。

転がり進んだ先で、待ち構える暮らしに約束はなく・・・
日に暮れた明日を手探りで探し・・・
塵も積もれば山となるたわごとが・・・手の届く想いに繋がり始めると・・・
小さな島の、小高い丘に・・・口からでまかせの些細な嘘は七色の・・・
まんまる大きな弧を、描いてゆく・・・。

美しいものが剥がれ落ちるまで・・・何度も目をこすり確かめるけれど・・・
幻想に巣食う大勢の温もりが、時には目を塞ぎ・・・
作り話の中で、花は咲くけれど・・・
滲んだ色の、淀みは戻らず底に沈み・・・
かけ離れた幻想で遊び過ぎた大人の夢物語に入り口はあっても・・・
呪文は目を隠し・・・出口は閉じられているのかも。



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