自分の部屋が手に入ったのは、小学校5年生のときでした・・・
贅沢なのか、時期が遅いのか、当たり前なのかは解りませんが・・・あるお宅では・・
勉強はリビングで、寝るときだけ自分の部屋・・・と言うお子さんもいるようで・・
大家族でしたら、子供2~3人で一部屋は当たり前と言うご家庭もあるでしょう。
「寺内 貫太郎一家」や「サザエさん」ではありませんが、3世代が一つ屋根の下に住まう
そんな生活が当たり前の時代・・・
日々のお祝い、就学、結婚、出産、旅立ち、弔い・・・
大人も子供も、人の生き死にを目の当たりにして・・・
分け隔てなく働き・泣いて・笑って・怒って・・・
自然と子供が育つ環境が出来ていたように思います。
環境や食生活が不規則になりがちな社会です・・・住まい造りをより良いものに・・・と
考える方が多くなっています・・・新しくて環境負荷が少ない、手間いらずの快適な家が
より良い生活になるのでしょうか?
体に優しい造りの住まいは、心を豊かにするのでしょうか?
ストレスを癒すのは、おいしい物を食べる事?・旅行して温泉に入る事?・夜景を見ながらお酒を飲む事?・・・
人それぞれの考え方はあります・・・関わりを持つことがストレスと思う方もいますが・・・
人の心を傷つけるのは人です・・・でもその心を救ってくれるのも人です・・・。
心の通う仕事で造られた住まいで、心通わせる生活が出来れば、
心通う心持ちの考え方でいられるのではないのでしょうか。