暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

伝説

2019年02月28日 | 古民家

 達人や偉人・・今までに、伝説と言われる方々は数多くいます・・・。

素手で熊を倒した・・・・鉄兜を日本刀で真っ二つにした・・・体格差が倍もあるような達人を軽々と投げ飛ばした・・・

写真や映像の無い時代・・・・語り継がれている間に尾ひれが付いて・・・

漫画のように・・・誇張された逸話が残ってるのかもしれませんが・・・

実際に人を殺める事が、出世する指標だった時代は・・・体や精神を鍛え・・・・

胆力が物言うだけの修行や努力をして・・・今では考えられない・・・

人知を超えた能力を手に入れていても、おかしくは無いのかな・・・と思います・・・。

人は練習や鍛錬で人間技とは思えない能力を手に入れる事が出来る・・・以前も少しお話ししました・・・。

真剣で命のやり取りをする場合・・・時代劇のような動きにはならないそうです・・・。

居合いのように一瞬で勝負が付くか・・・チャンバラの様になって・・・訳も解からず刀を振り回して・・・

それは惨たらしい状況になるそうです・・・。(表現が悪くて申し訳ありません。)

鉄兜を刀で割るには・・・名刀だからと言っても割れません・・・力任せでも切れません・・・

力加減や呼吸・・・振りぬき方・・・角度・・・いろんな要素が合わさって・・・成功するようです・・・。

武田 物外(武術家)・植芝 盛平翁(合気道)・塩田 剛三(合気道)・・・

古くは・・・柳生 宗厳(ムネヨシ)・宮本 武蔵・沖田 総司・・・・などなど・・・

映像が残っている伝説の偉人もいますが・・・これ本当に・・・?と思われる方もいるかもしれません・・・。

向かう方向は違っても・・・お米造りをするのに・・・農耕器具・トラクターなど満足な道具も無い時代・・・

鍬を手に・・・日の出前から夕方までの農作業・・・今、同じ作業を同じように出来るでしょうか・・・?

山に入って斧で木の伐採・・・重機も無しで材木の搬出・・・牛や馬を使っていたとしても、その作業を同じようには出来ません・・・。

それなのに、伝説の農家・・・林業家の達人をあまり聞いた事はありません・・・・(その世界で有名な方はいらっしゃいますが・・・)

棟梁や・・・・左官の名人は聞きますが・・・良い木材・・・良い土が無ければ職人さんの腕を発揮する事は出来ません・・・。

職人と言われる方以外にも・・・暮らしを守り・・・伝統を繋ぐ土台を支えてきた方々が大勢いるのだと想います。

 

 

 

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与えてもらう

2019年02月27日 | 古民家

 季節ごとの花を愛でる・・・中秋の名月を眺める・・・お香のかおりを聞いて楽しむ・・・

日本の昔しからある伝統ではない、風習もあると思いますが・・・

たくさんの楽しみ方・・・・遊び方があるものだと感心してしまいます・・・。

自然を暮らしの中に取り入れ・・・自然に抗う事無く、工夫を凝らした文化が積み上げられてきて・・・

四季折々に咲き乱れる花や・・・生まれてくる小さな命を・・・歌や俳句・・・ことわざや語りなどで表現して来ました・・・。

歴史ある海外の文化も・・・それぞれの暮らし向きも、とても興味があって・・・

変わってるな・・・とか、カッコいいな・・・など、興味本位や・・・憧れの生活はありますが・・・・

細かく繊細で・・・こだわりを持って取り組む・・・日本人の、まじめな性格・・・

一つ一つが手作業で・・・より良いものを生み出そう・・・先代を超えるような作品を造ろう・・・

多くの方に喜んでもらえるものを・・・・長く愛されて・・・世代を越えて使って頂ける品物を造ろう・・・

多くの職人さん・・・技術者さんはそんな思い出モノ造りをして来たはずです・・・。

どんなにすばらしい腕や技術を持っていても・・・最高傑作の商品が出来上がっても・・・

それを必要とされない時代もありました・・・。

スクラップアンドビルド=(老巧化して非効率な工場設備や行政機構を廃棄・廃止して新しい生産施設・行政機構に

                置き換えること・・・・・・Wikipedia)

伝統の文化・・・技術が非効率・・・古いものとして廃棄されてきました・・・。

効率や・・・便利さだけを求めているのだったら・・・四季の花は温室で育て、いつでも見る事が出来て・・・

中秋の名月は、立体映像の8Kで鑑賞して(まだ無いですね?)・・・お香は科学的に作った香料で嗅げば十分だと思います・・・。

毎年多少のズレはあっても・・・小さな芽が出て・・・黒い幹や枝全体が・・・うっすらとピンクに色づき・・

1年のほんの1週間ほどだけ、満開の花を見せてくれる「桜」・・・・春の訪れが、人の心に与える大きな力を感じます・・・。

自然に抗う事の無い住まい作り・・・・人が住みやすい環境とは・・・自然から力を与えてもらえる暮らし方だと想います。

 

                

 

 

 

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遊び

2019年02月26日 | 古民家

 家の前には側溝があって・・・見た目は綺麗な水が流れていました・・・。

葉っぱを流してどちらが早く流れ着くか競争したり・・・素足でじゃぶじゃぶと入って塞き止めたり・・・・

近くの田んぼに行けば・・・少し離れた家から・・・おばあさんが悪さをしないか見張っている様に見えて・・・

おばあさんに気付かれないよううに、おたまじゃくしやカエル・・・ヤゴ・・・トンボの幼虫・カマキリを捕まえたり・・・

近くのお兄さんやお姉さんについて川へ遊びに行って、びしょ濡れになって・・・靴を無くしたり・・・・

近所の空き家に忍び込んで・・・・秘密基地のようにしてみたり・・・

野良犬をみんなで飼おうと決めて・・・どこかに行ってしまわないように小屋に入れて帰ったら・・・

次の日いなくなっていて・・・後から聞いた話しでは・・・吠えまくる声に気付いた近所の方が出してあげたそうです・・・。

今思えば・・・馬鹿な事や・・・・少し考えれば解かる様な、浅はかな行動ばかりしていた気がします・・・。

それでも・・・毎日が楽しく・・・今日はどうしよう・・・?明日はこんな事しよう・・・!

スマホも、TVゲームも・・・カラオケも・・・遊園地が無くても・・・・一日がとても長く感じて・・・

充実した毎日だったと思います・・・。

親とどこかに出かける事は年に数回も無く・・・日曜日に遊んでもらったような記憶もそんなにはありません・・・。

生活して・・・子供を学校に通わせ・・・日々の暮らしで精一杯だったと思えば・・・それも仕方が無く・・・

でも・・・誰もが明るく・・・元気で・・・活気のある地域造りが自然と出来上がっていたと思います・・・。

家庭の生活を廻りに知られたくない・・・・どこの誰かも解からない人と関係を持ちたくない・・・

面倒な役は受けたくない・・・地域の集まりには参加したくない・・・・・

地域造りが出来なくなった理由はこんな所にあるそうですが・・・

外で遊ばなくなり・・・危険なところには行かせないようになって・・・知らない子とは遊ばせない・・・

大人の事情で様変わりして・・・作られて来た社会と地域のあり方が・・・

子供らしい遊びから学ぶ、子供らしい世界が・・・・・・・無くなってしまったように想います。

 

 

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不思議

2019年02月25日 | 古民家

 白熱電球の明かりの中・・・・トイレまでの道のりも・・・用を足す時間も・・・いつも以上に長く感じる時間で・・・

窓に映る影が、人やお化けに見えてしまうような経験をした事があるでしょうか・・・?

外にトイレがあるご家庭で育った方はなおさら・・・その恐怖は・・・想像を絶するものだったと思います・・・。

見上げた空の雲が、龍のように見えたり・・・人の顔のように見えたり・・・

木陰の下・・・・重なり合う枝と葉っぱの影を見て・・・動物にたとえたり・・・

無垢の床を歩いていると・・・その木目が蛇や狐に見えたり・・・

人の五感はすごく曖昧で・・・普段何気なく見ているモノが・・・その時の心持で・・・

恐怖に引きつる妖怪にもなり・・・心休まる動物にも見えたりします・・・。

それ以上に影響するのが・・・闇・・・・・・・暗さは、人の感覚を敏感にして・・・

普段は感じない何かを察し・・・・ありえないモノやコトを生み出す力があります・・・。

蝋燭が生活の灯しだった頃の闇は・・・今よりもっと想像豊かな物語が生み出されていて・・・。

旅で出会った宿での出来事・・・・留守を任された夜にあった出来事・・・

闇に光る場所を覗いたばかりに・・・知らない世界に足を踏み入れそうになった経験など・・・

小泉 八雲の世界が・・・すべて嘘だとは思えません・・・・。

闇が与える人の深層心理は、とても複雑で・・・説明の付かない出来事はたくさんあって・・・

古民家に住む座敷童子・・・・古そうな家に住み着く貧乏神・・・・馬鹿な話しだと思われますが・・・

説明の付かない出来事は・・・・摩訶不思議な者たちの仕業・・・

そんな考え方を、自分はほほえましく感じてしまいます・・・。

想像する心の豊かさが・・・闇夜に照らし出される明かりに消されてしまって・・・

とても住みづらく・・・夢の無い町並みになってしまった様に想います。

 

 

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2019年02月24日 | 古民家

 醤油や砂糖・・・お米の貸し借り・・・・自分も、そんな生活を経験した事は無く・・・

ひと世代前の話しで・・・古き良き昭和の時代と思っていましたが・・・

シェアハウスが増えて来ると・・・もしかして・・・そんなやり行われているのでしょうか・・・?

海外から仕事で来られている方々で・・・共同生活の姿を見ていると・・・(TVなどで見るだけですが・・・)

食事などはみんなで作って・・・みんなで、生活の消耗品など・・あれこれをやりくりしているようでした・・・。

個々の生活で必要なものをすべて皆でシェア出来れば・・・その費用も浮きますし・・・

生活のルールも作られたり・・・協調性も養われ・・・お一人様・・・・なんて考え方も無くなって・・・

いい所も悪い所も・・・みんなで助け合う暮らし方が出来るのかな・・・と思います・・・。

人との関わりが希薄になったのも・・・・地域の繋がりが少なくなったのも・・・

伝統的な文化が継承されにくくなったのも・・・便利になって・・・豊かになって(物質的な・・・)・・・

感謝の心や・・・些細な事へのありがたさを感じなくなったからなのでしょうか・・・?

防災への心構え・・・助け合いの心は大切ですが、自分も被災者ならば・・・まずは自分の家族を守るのが当たり前です・・・。

日頃の備えや・・・心構えがあれば・・・少しは対処出来ます・・・。

押し寄せる多くの被災者の半分でも、自分で対処できる術を持っていたなら・・・

被災している間の生活を・・・行政や、自治会に全部頼る事無く・・・余裕が生まれ、殺伐とした避難所になる事無く・・・

助け合いの心も生まれてくる・・・と言うお話を聞いた事があります・・・。

これからもっと「個」が深まる社会になるような気がしますが・・・

古民家のような住まい方を望む方々は・・・大らかな気持ちで・・・

お米の貸し借りが出来るような暮らしが出来るとのかな・・・と想っています。

 

 

 

 

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