高気密な建物には、アルミサッシ・樹脂サッシが無くてはならないものになりました。
1枚ガラスから、2枚(ペア)ガラスは当たり前になって来ましたが・・・
今ではガラスが3枚もあるアルミサッシがあります。
窓から入ってくる熱や紫外線が、屋根や壁よりも室内の環境を左右するそうです。
古民家には雨戸や・障子・襖が外部との仕切りとなっていて
引き戸が使われる前は、「蔀戸」(しとみど・跳ね上げ式)の板戸で部屋の中は暗く・・・ 開け閉めも大変でしたが、使い方に合わせて、その後の建具はいろんな種類が作られてました。 板戸だけでも「舞良戸」(まらいど)「格子戸」(こうしど)「無双付き戸」(むそうつきど) 「簾戸」(すど)・・・ 障子でも「荒組障子」・「吹寄せ障子」・「書院障子」・・・ 建具職人さんの発想力と技術力はすばらしいのですが・・・欄間を作ったりする・・職人さんは 神業です・・・ほかにもいろんな木工細工の職人さんは沢山おられますが・・・ 障子・襖の、紙の文化・木の文化は日本ならではのもので・・・ 障子を通して部屋に届く、外の明かりや、照明の明かりは包み込むように柔らかくなります。 侘び寂で寒さ暑さはしのげませんが、水の音・虫の音・風鈴の音で涼を感じる・・・ 自然を肌で感じられる生活が無くなってしまう、そんな住まいが良いのか悪いのか・・・ 一時、畳の部屋の無い住宅が増えました・・・当然左官さんのお仕事も減りました・・・ 今は自然素材が健康に良いと、珪藻土や漆喰がモテはやされています。 使われる場所や量・質などの違いもかなりあるので、ただ使えばいいと言う訳ではありませんが・・・ その良さを知って・多くの方に使っていただく事は良い事です。 建具も少しこだわるととても高価なものになりますが、1箇所、アクセントで使ったり 古建具をアレンジして取り入れたり・・・ 和を感じられる住まい方はいろいろありますよ。