暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

2018年05月22日 | 古民家

 大半の壁の仕上げ材で使われているのは「壁紙」です・・・

専用の機械で壁紙の裏に糊を付けて、職人さんが天井や壁に張って・・・・

壁に合わせて余分な部分をカッターで切って張っていきます。

最近少しづつ使われる機会が増えてきた気がする・・・「左官」壁・・・

たくさん種類があって、「繊維壁」・「砂壁」・「漆喰」・・・・

「珪藻土」・「聚楽壁」・・・・

(漆喰は材料や仕上げ方法などでいろんな種類があります)

また使われだした理由として、自然素材・調湿効果・消臭効果・・・・

そんな世間の流れと・・・健康志向・・・古民家ブームもあるのかもしれません・・・

左官の壁は剥がれる・・・ボロボロ落ちる・・・・そんなイメージで・・・

自然と使われなくなったのだと思いますが・・・

当時の素材の悪さや・・・安価に大量に短時間で仕上げるような時代背景もあったので・・・

いたしかない所はありましたが・・・

今の聚楽壁や漆喰壁は・・・本物の材料を使って・・・

丁寧に施工して頂ければ・・・簡単に剥がれる事は無くて・・・

その素材の効果を、十分発揮する事は出来ると思います。

その他の壁の仕上材としては・・・「無垢板」・・「タイル」・・「石」・「和紙」・「塗装」・・・・

などがあって・・古民家の住まいでは・・漆喰・土・板・が当たり前でした。

良いものと解っていても、昔の経験で敬遠されて来たものが、改めて見直されきています。

壁紙のように手軽でも安価でもなくて・・・手間も費用もかかりますが・・

暮らしの満足感や、精神的な安堵感は感じる事が出来ます・・・

長く使い続ける事も出来ます・・・

DIYで出来るような工夫も出来ます・・・

形式にこだわれば素人が手を出して良い世界ではありませんでしたが・・・

今はこだわり無く、自分で施工する住まい造りも出来ます・・・

より多くの人に触って・感じて・経験して頂いて・・・

より良い住まい造りをしてほしいと想います。

 

 

 

 

 

 

 

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