DIVAの思うこと 

静岡県富士宮市 フラワーエッセンスセラピスト カウンセリング 瞑想ワーク。心の癒しや気づきのお手伝いになりますように

磐長姫のおはなし

2020-03-21 | その他
磐長姫については、
かなり前にUPしたのですが、

もう一度、
今の感覚で書いてみたいと思います



古事記では、

『磐長姫は木花咲耶姫の姉さんです。

 絶世の美女と言われた
 木花咲耶姫とは対照的に

 磐長姫は醜い容姿だったそうです。

 木花咲耶姫は瓊瓊杵尊に見染められて
 結婚します。

 その時、父の大山祇神は
 磐長姫も一緒に嫁がせますが、
 その容姿の醜さから
 返されてれてしまいました。』


という内容ですが
私はちょっと違う見解をしています


磐長姫は

『醜い』ではなく『見えにくい』

神さまです。


『みえにくい →  みにくい』

に変換されてしまったようです。

なので、本当は
見えにくくて、返されてしまったと。



磐長姫と木花咲耶姫は

『陰と陽』

本当は2人で一つだったのです。


実際、
木花咲耶姫を祀る
『富士宮浅間神社』のすぐ東隣には

磐長姫を祀る
『福石神社』が存在しています。


私にはこの様子から見ても、

『2人でひとつ』

だと思わずにはいられないのです。


そして、
磐長姫の御神体である溶岩は
やっぱり、覗き込まないと気付かない

『見えにくい場所』にあります。






私はこう感じています。


磐長姫は富士山を作った溶岩で

木花咲耶姫はキレイに形作られた富士山


だとすると、
木花咲耶姫は磐長姫の一部で

見える部分が『木花咲耶姫』

見えない部分が『磐長姫』

だと思うのです。



『大切なものは目には見ない』
とも言いますね


いのち、魂は
目で見ることができません。


愛情も同じく
感じるもので、
目には見えないのです。


見えなくても
大地を育み慈しむ
磐長姫の大きな愛は『母の愛』
なのでしょう。


磐長姫は
子どもが健やかに育つのを見守る神さま
とされているのも
この所以からでしょう



余談ですが、

『福石神社』では
磐長姫をお祀りする溶岩に
『君が代』が書かれた石碑があります。


これは『君が代』は
磐長姫を謳った唄だからです。


火山大国日本は
(火山=溶岩)
磐長姫の上に存在しているということを
示しているのかもしれません



コメント
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