人間って、「愛する人」のためなら
がんばれるんです。
「ハングリー精神が強い」とか、
「うらみの心は強い」とか、「ねた
みの心は強い」とか、いろいろ言い
ますけど、そんなのウソです。
世の中でいちばん強いのは
「愛の力」です。
この力」さえあれば、どんなとき
でもがんばれるんです。
愛は世界も救うし、あなたも救います。
がんばれるんです。
「ハングリー精神が強い」とか、
「うらみの心は強い」とか、「ねた
みの心は強い」とか、いろいろ言い
ますけど、そんなのウソです。
世の中でいちばん強いのは
「愛の力」です。
この力」さえあれば、どんなとき
でもがんばれるんです。
愛は世界も救うし、あなたも救います。
正面は堂々とした態度に見え
ても、背中が弱点をあらわして
いる人がある。どんな人間も裏
は隠せない。
吉川栄治に『背中哲学』という
随筆がある。そのなかで、次の
ように書いている(『われ意外
みなわが師―私の人生観』)。
「前から見ると、くしゃくしゃ
な顔をしているけれど、背中から
見ると、円光の輝いている人は、
私の知己の中では、菊池寛氏だと
思う。一緒に歩いている時など、
後からあの背中を見ていると、
ただまるっこく肥えているだけだ
が、縹渺(ひょうびょう)として、
何か味がある。その味はどんなもの
かというと、『後の安心』とう相だ。
背中には、家庭がそっくり描いて
ある。
いかにも、搦手の木戸は安心して、
大手に向かって床几をすえている
城将の趣だといつも思う」
さらに、
「しかし、夜の銀座裏を歩くとき、
なんと、そこにまだ『帰らぬ良人』
がたくさんに酒の灯の下をうろついて
いることだろう。あの酔っぱらい
達の背中には、脆さや、不安定や、
空虚だらけだ。この人達が、安定の
後光を負ったら、みんな倍も仕事を
するだろうと思う」
と続け、手厳しい。
「人の背中は見ゆるけれど我が背中
は見えぬ」という。自分には見えぬ
背中が、他人には隠せないのでつ
らい。
ても、背中が弱点をあらわして
いる人がある。どんな人間も裏
は隠せない。
吉川栄治に『背中哲学』という
随筆がある。そのなかで、次の
ように書いている(『われ意外
みなわが師―私の人生観』)。
「前から見ると、くしゃくしゃ
な顔をしているけれど、背中から
見ると、円光の輝いている人は、
私の知己の中では、菊池寛氏だと
思う。一緒に歩いている時など、
後からあの背中を見ていると、
ただまるっこく肥えているだけだ
が、縹渺(ひょうびょう)として、
何か味がある。その味はどんなもの
かというと、『後の安心』とう相だ。
背中には、家庭がそっくり描いて
ある。
いかにも、搦手の木戸は安心して、
大手に向かって床几をすえている
城将の趣だといつも思う」
さらに、
「しかし、夜の銀座裏を歩くとき、
なんと、そこにまだ『帰らぬ良人』
がたくさんに酒の灯の下をうろついて
いることだろう。あの酔っぱらい
達の背中には、脆さや、不安定や、
空虚だらけだ。この人達が、安定の
後光を負ったら、みんな倍も仕事を
するだろうと思う」
と続け、手厳しい。
「人の背中は見ゆるけれど我が背中
は見えぬ」という。自分には見えぬ
背中が、他人には隠せないのでつ
らい。
人生は、テストではなく、実験。
実験には、
予想通りの成功と
予想外の大発見しかない。
生きることは、テストではなくて、
実験なのです。
テストには、合格と不合格があり
ます。
ある予想を立てて、仮説通りの
結果が出だとしたら、その実験
は成功です。
ただし、自分が立てた予想とは、
まったく違う結果が出たとしても、
それは失敗ではありません。
予想した通りにならない時にこそ、
偉大な新発見が生まれる。
人生には、予想した通りの成功と、
自分の予想しなかった大発見の
ふた通りしかなりません。
いすれにしても成功なのです。
実験には、
予想通りの成功と
予想外の大発見しかない。
生きることは、テストではなくて、
実験なのです。
テストには、合格と不合格があり
ます。
ある予想を立てて、仮説通りの
結果が出だとしたら、その実験
は成功です。
ただし、自分が立てた予想とは、
まったく違う結果が出たとしても、
それは失敗ではありません。
予想した通りにならない時にこそ、
偉大な新発見が生まれる。
人生には、予想した通りの成功と、
自分の予想しなかった大発見の
ふた通りしかなりません。
いすれにしても成功なのです。
『人間の顔は、能面と同じ。
顔を上げると笑って見え、
うつむくと影ができる』。
能は、仮面を使った芝居なのに、
人間よりも表情豊かに感じられます。
うれしい時は、よりうれしい表情に、
悲しいときは、より悲しい表情に
見えるのです。
悲しいお芝居をする時は、少しだけ
顔をうつむき加減にします。
そうすると、顔に悲しいげな影が
できます。
少しうつむくだけで、顔に天井から
の光りで影ができるように計算して、
能面は作られているのです。
人間の顔も、能面と同じです。
うつむくだけで、あなたの顔には
影ができてしまします。
そして、少しだけ顔を上げることで、
あなたの顔は幸せな顔に見えるのです。
顔を上げると笑って見え、
うつむくと影ができる』。
能は、仮面を使った芝居なのに、
人間よりも表情豊かに感じられます。
うれしい時は、よりうれしい表情に、
悲しいときは、より悲しい表情に
見えるのです。
悲しいお芝居をする時は、少しだけ
顔をうつむき加減にします。
そうすると、顔に悲しいげな影が
できます。
少しうつむくだけで、顔に天井から
の光りで影ができるように計算して、
能面は作られているのです。
人間の顔も、能面と同じです。
うつむくだけで、あなたの顔には
影ができてしまします。
そして、少しだけ顔を上げることで、
あなたの顔は幸せな顔に見えるのです。