新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

ハイキングに里山再生、れんちゃん姉妹とお父さんの日々。

ちはやふる きみがため いま読んでいる漫画」

2025年03月07日 | コミック/アニメ/ゲーム
きょうも漫画のはなしが続きます。


私が漫画を読み始めたのは、このブログを始めた20年ほど前のことです。それ以前は、ラーメン屋さんで『ビッグコミック』系の作品を読むことがあるだけでした。


全巻揃えようと集めていたのに、昨日の『氷菓』のように途中でストップしてしまった作品もあります。『じゃりン子チエ』も今度こそ全巻そろえようと思いつつ、16巻でストップしたまま。『絢爛たるグランドセーヌ』は、地元に残った本屋さん2軒のどちらにも秋田書店のコミックスが入荷しなくなって、20巻で止まっています。

『とめはね!』『ちはやふる』『のんのんびより』のように、連載終了した作品も多く、漫画との距離ができてしまいました。新刊が出たら必ず買うことにしているのは、いまや、『ちはやふる きみがため』『ブラック・ラグーン』『乙嫁語り』『詩歌川百景』『3月のライオン』『スパイ×ファミリー』『ミステリと言う勿れ』『ふしぎの国バード』『ひだまりスケッチ』『微熱空間『ゆるキャン△』だけです。


……だけ、だと?


ふむ。漫画やアニメからは召還したといいながら、結構、読んでいますね。


実は『ちはやふる きみがため』について、語りたくて仕方ないのです。しかし、なかなか時間がとれません。本編50巻の最後に登場した長良凜月(ながらりつ)をはじめとした今年の瑞沢かるた部の新入部員たちは全員キャラが立ちすぎで(ライバル校の新入部員も)、どこからどう説明したらいいかわからないのです。グルメレポートにたとえれば、仕事のことなんか忘れて、うまさのあまり食うことに夢中で、レビューなんかしている余裕はないのです。そして、凜月の妹の凜風(りか)のかわいらしさと来たら! 元気いっぱいなところが、同い年のわが家の三女さんと似ています。


その一方で、毒親になりかねない自分自身の危うさ、弱さ、アホらしさを抉ってくる恐ろしい作品です。本編では、太一の母親は困ったひとだと思いましたが、凜月・凜風の父親、凜月の親友・秋野千隼(あきのちはや)の母親の毒親ぶりに比べたらかわいいものです。


私が大好きなのは、凜月が千隼のかるた部入部を認めさせるために、母親の説得に行った日のエピソードです。父親は休日出勤、学童保育は時間外のため、妹の凛花同行です。この説得中、ふだん元気な彼女が、ミッフィーちゃんの×のお口になって、じっと黙って耐えています。


交渉が成功に終わって、秋野家を退去したあと、大きく息を吐いて、いつもの元気モードに返る凛風がかわいくて仕方ないのです。


そこまでなら、過去の作品にもあったのかもしれません。長良家はお母さんが亡くなりシングルファザー家庭。妹の凜花の面倒をみているのは兄の凜月で、家庭科の勉強にも余念がありません。かるた部の遠征で、安田さんが急に生理になったときには、「セクハラ!」といわれながら、女性部員たちに「生理について教えてほしい」とお願いしています。すべては、5年から10年の後には、初潮を迎えるであろう妹のため。


こんな兄キャラ、見たことありません。でも、わかるなあと思ってしまいました。毎日会って、いっしょに暮らしているのに、女のひとのこと、なんもわかってこなかったな、と。


「セクハラ!」凛月に抗議しながら、女性同士でも生理のはなしはする機会は少なかったようで、はなしが盛り上がっていました。こういうのって、たいせつですね。


漫画のはなしは、あしたこそ、しばらくはさいご。



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