新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

ハイキングに里山再生、れんちゃんとお父さんの日々。

新世界へ行こう!

2012年01月24日 | 大阪
◇超左翼おじさんの挑戦より
橋下徹批判のために・3
http://chousayoku.blog100.fc2.com/blog-entry-1060.html

 キンピーさんのコメントで、このブログも引用してもらっていました。
 照れるなあ。
 あいや、皆さんの高尚な議論に加わる気は毛頭ありません。
 てか、おじさん所の海外留学行くようなボンにわけわからんもの、おれにわかるかい!
 しかしキンピーさんの次の指摘は、さすがだと思ったのでした。

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 反原発も人権であり原発関連の雇用や安定した電力供給を守るのも人権であって、逆に原発停止によって雇用や安定した電力供給が守れなくなると反人権ということになります。
 また言うまでもなく原発を推進することは、雇用のあり方がそもそも避けられぬ反人権であり、事故時には人権への甚大な影響が発生することが今日では明らかです。


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 被災地の仲間を思えばなんてことはありません。しかし、今冬の節電シフトも、自分で指令を出しておきながら、愚かな弱小労組リーダーは「売上目標どないすんねん!」と、いま頭を抱えているわけであります。よよよ。(おやぢの泣き言かー)

 労組といっても専従ではなくて、一労働者として、みんなと同じ条件で働いているわけですから。連合も全労連も全労協も、幹部のみなさんには「いい気なもんだな!」と思います。

 昨秋の反原発集会で、とある社民党議員が、「夏は原発なしで乗り切れたではないですか!」というのにも、一瞬、殺意覚えました。

 昨年の夏、関電からの節電協力依頼を受けて、労資で会議を開きました。会議室のテレビに、たまたま、6・11新宿デモの報道映像が流れていたんですよ。ギター弾いて楽しそうな若者たちに、「政府や東電も許せんが、こいつらは! こいつらだけは!」と、一部経営者が怒り心頭。

 仲間を制して、黙って話を聞くことにしました。最後は地方の農家出身のその人、「福島や被災地の人たちが、いま大変な思いをしているのに」と、泣き出してね。「いや、おれも同じ気持ちですよ」と、そこからようやく話を始めることができたのです。

 反原発・脱原発だからって、決して一枚岩ではない。それこそ橋下さんのような保守や右翼もいるわけですから。しかし原発安全神話が崩れ、電力危機のなかで、協力できるところ、一致できる部分は一緒にやりましょうということだけですね。

 超左翼おじさんも、それ以上のことはいっていないように、私には見えました。

 われわれが節電対応でふんばれるのも、現在の電力危機を新しいビジネスを育てるチャンスに変えようという部分です。若い連中がそれを面白がってくれています。それが原発立地地域の人たちと手を携えて、原発に依存しなくてもいい経済・社会を実現していくことにつながると信じます。原発というオワコンに固執するより、そちらのほうがはるかに楽しくて夢のあることですよ。

 で、次のおじさんの言葉に半分賛成。

 「それを新自由主義と言って批判するのは、本質を見抜いているのかもしれないけど、現実を変える力としては弱いと感じる。左翼って、国民の何十歩も先を走るのではなくて、せいぜい半歩先にいて手をつなぐ感じじゃないとダメだと思うんだ。」


 このブログでは、とある広告人さんの言葉を借りて「時代の半歩後を行け」というスタンスになります。

 先を行く者には、未来は遮るものが何一つなく見渡せるように思うかもしれない。しかし未来は、過去と現在が軸になって、はじめて未来なのです。一歩引いてみることで、初めて現在も未来も見渡せる。

◆「大衆の原像」をどこに置くか:ある広告人の告白
http://mb101bold.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-9165.html

 キンピーさんやおれの側にいるのは、ネオリベの被害者の当事者なのに、ネオリベなんて言葉も知らない、大阪のおっちゃんおばちゃんたちなのです。TwitterもFaceBookも知らない、パソコンはわからん、スマホ何やそれ。マルクスとかネグリなんか、もちろん知らない。

 先日、映画の「ビリケン」のレビューを書きました。「バーチャンリアリティ」「ユニットバススタジオ」というナイスボケは、あの当時もてはやされていたIT社会やグローバル社会なんか知ったことかという大阪の矜持。左派のイデオロギー区分なら、たんなる「保守」「反動」「後進性」かもしれません。しかしこの「天然」「ボケ」にこそ、グローバリズムやネオリベを越える、もっと豊かで意味深い、ダイナミックな契機があると、私は信じています。

 今の新世界には通天閣ロボがいて、外国人バックパッカーに人気、だいぶ変わってしまいました。しかし、新世界は、キタやミナミのような退屈な町にだけはならないでしょう。そこがこの町に生きると決めた男の希望なのです。



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 1月25日の追記。

 このコメントを読んで考えたのです。
 http://chousayoku.blog100.fc2.com/blog-entry-1060.html#comment9428l

[9428]
メディアに出てくる橋下支持者も「良くなるか悪なるか分からんけど、いっぺんさせたらエエ!」という意見が趨勢でした。
(中略)
目指す方向は既に破綻したネオリベ路線であり、その結末は多くの庶民が知っているわけです。
だから橋下「改革」の方向性の顛末を橋下支持者のみならず橋下自身も隠さなければならないのでしょう。
顛末を分かっているからこそ「良くなるか悪なるか分からんけど」という言い訳を最初に必要とするのでしょう。
もはや悲劇を通り越して茶番であり、これは「先を見据えて現実的なリスクandリターンを一生懸命考えてる」とは言いません。
2012-01-24 13:15 キンピー URL 編集

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 ここは全くの同意。まだまだ、アホの振りした庶民のえぐさズルさセコさを見る目が甘かったと反省。

>「良くなるか悪なるか分からんけど、いっぺんさせたらエエ!」

 大阪に限らず、庶民は小泉旋風の頃からブレていないとは思うんだよね。

 公務員制度改革、天下り禁止、政治資金法改正、有象無象な利権集団撲滅(ゼネコンとか農協とか)。おれたちの税金はおれたちに使わせろ。これは一貫している。

 しかし、たとえば官僚の天下り、公務員の不正をなくしても、そんなの当たり前のこと。それで景気がよくなったり、人間らしい豊かな生活が送れるのかは、また別のご相談。

 なぜ顛末がわかっているのに辞められないのか。

 考えていくと、ギャンブル依存症に似ているなと思った。わかっちゃいるのにやめられないんだよなあ。へへ!(本業は博奕打ちなのだ!)

 パチンコでユキチ3枚め突っ込むときの気分が、まさしく「良くなるか悪なるか分からんけど!」なのですよ。小泉ぶっ壊せリーチも、鳩ぽっぽリーチも期待を煽るだけ煽って大スカ。今度こそは連チャンを引けば取り戻せると、どんどん深みにはまっていく。自分の誤りを絶対に認めたがらず、この遠隔操作め裏ROMめと、陰謀論にはまりやすいのも、われわれバクチャーの特徴である。ついでに反省もしないね。地獄台を選んだのは自分なのに、悪いのは全部他人なのだ。人生にとって大切なことは競馬とパチンコに学んだ。

 ここにはネオリベ社会=万人がギャンブラーのリスク化社会のなかで、心理学でいう「部分強化」の法則が働いている。「ある行動に毎回、ご褒美を与えるよりも、たまに与えたほうが、何度もその行動を続けるようになる」というやつね。だからこそ、ネオリベのデマゴーグたちに限らず、嘘つきで無能で約束を守らないから、政治家なんかになれちゃったりするわけです。

http://www.youtube.com/watch?v=y-oG4PEPeGo
 
 ギャンブルに勝ちも負けもないどころか、負けしかない。最初から胴元が勝つようになっているんだからね。


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2 コメント

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Unknown (キンピー)
2012-01-24 15:33:55
くろまっくさん
>このブログも引用してもらっていました

いえいえ、「俺は分からんから、おまえら考えてちょ」と書いただけで、私自身の答えが明確ならこちらのブログにコメントを書かせていただいています(汗


伊賀さん

ネット環境の発言者は常に「1」対「多」ですから、私は「多」に向かって発言しているだけで、ロムさんには何の感情も無いのです。
ロムさんは直接言われて気分を悪くされたようですが、多数の直接言われていない人の感情はロムさんと同じではありませんから(苦笑
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Unknown (kuro-mac@osaka)
2012-01-25 20:20:15
追記しました。
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