シビリアンの戦争

◆尖閣国有化以降　中国軍機、相次ぎ領空接近　空自の警告射撃検討
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130109-00000079-san-pol　

　戦争を知らないとっつあん坊やたちは、これだから困る。このニュースが流れるだけでも、中国は戦争挑発だというに決まっている。　中国とは政冷経熱で、「危機突破内閣」は経済対策に最優先で取り組むのではなかったのか？　

　『シビリアンの戦争――デモクラシーが攻撃的になるとき』という本が出た。
　まだAmazonのカートに入れたままだが、シビリアン（文民）が軍を抑えなければ、軍は暴走し、ときには戦争へと国を引きずっていくだろう──というのは、必ずしも当たらない。自分自身は死んだり傷ついたり心配のない政治家が、愚かな国民を扇動して戦争へと引きずり込んでいく。

　
　しかし産経もたまに読むとおもしろいな。米国のクリントン国務長官が訪中した際、中国の指導者に語った内容とされる「ヒラリー長官の警告」を紹介する記事があった。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/china/602131/


　実際には中国人のネットユーザーによる作り話らしいが、これがなかなか良く出来ている。クリントン長官は中国の指導者に対し、「貴国がフィリピン、ベトナムおよび日本と開戦すれば、米国は６つの対策を考えている。一兵卒も使わず、中国を負かすことができるだろう」と言ったことになっている。

　言ってみるだけの「威嚇射撃」よりも、こちらのほうがはるかに効く。「戦わずして勝つ」が兵道の基本。

　（１）中国の政府高官が所有する海外の銀行口座の残高を発表し凍結
　（２）米国のパスポートを持つ中国人官僚の名簿を公表
　（３）米国に住んでいる中国人高官の家族の名簿を公表
　（４）ロサンゼルスにある「妾村」を一掃
　（５）米国在住の中国人高官の家族をグアンタナモ刑務所に収容
　（６）中国国内の失業労働者などの不満分子に武器を提供。