某日、グルメ記事のお仕事。一般客を装い食べに行く。
トンカツが名物の昔ながらの洋食屋さん。
これが素晴らしくおいしいトンカツだった。
気分は完全にこぶたちゃんに襲いかかるオオカミである。
「おじちゃん、ぼ、ぼく、赤ずきんちゃんじゃないよ! ウェストもくびれてないし!」
「へっへっへ。おれはこぶたちゃんだってかまわないぜ。ブーブーいいやがってよう」
「おじちゃん、やめて! ぼくブタなのに!」
「こんなにプリプリしやがって! おじさんのエクスカリバーを突き立ててやるぜ!」
完全にリミッター解除。
やはりトンカツはヒレよりロース。噛みしめるとじゅわっと広がる脂身が至福の味。鮮度の高いラードで揚げなければこうはならない。
ああ、このギラギラした脂が、おれを獣にする。カロリー計算なんかくたばれ。
創業以来守り抜いてきたデミソースが後味さわやか。スパゲティに絡めて、ラブラブちゅっちゅ。肉汁のしたたる口をキャベツで洗い清めるうちに、また発情してきて、劣情もあらわに新たな肉をむさぼる。
「あ、あん! おじちゃんのが……」
「いけない子だ。もうトロトロじゃないか。こんなに熱くなって……」
「お、おじちゃんの……固い! かまないで! ぼく変になっちゃう!」
「ピュッピュッて、あふれさせやがって。全部飲み込んでやるぜ、熱い肉汁をよう……うけけけけけ」
ハレルヤ。舌をなめずり、口淫の限りを尽くしながら。
(あ、記事は普通のお店紹介ですよ)
トンカツが名物の昔ながらの洋食屋さん。
これが素晴らしくおいしいトンカツだった。
気分は完全にこぶたちゃんに襲いかかるオオカミである。
「おじちゃん、ぼ、ぼく、赤ずきんちゃんじゃないよ! ウェストもくびれてないし!」
「へっへっへ。おれはこぶたちゃんだってかまわないぜ。ブーブーいいやがってよう」
「おじちゃん、やめて! ぼくブタなのに!」
「こんなにプリプリしやがって! おじさんのエクスカリバーを突き立ててやるぜ!」
完全にリミッター解除。
やはりトンカツはヒレよりロース。噛みしめるとじゅわっと広がる脂身が至福の味。鮮度の高いラードで揚げなければこうはならない。
ああ、このギラギラした脂が、おれを獣にする。カロリー計算なんかくたばれ。
創業以来守り抜いてきたデミソースが後味さわやか。スパゲティに絡めて、ラブラブちゅっちゅ。肉汁のしたたる口をキャベツで洗い清めるうちに、また発情してきて、劣情もあらわに新たな肉をむさぼる。
「あ、あん! おじちゃんのが……」
「いけない子だ。もうトロトロじゃないか。こんなに熱くなって……」
「お、おじちゃんの……固い! かまないで! ぼく変になっちゃう!」
「ピュッピュッて、あふれさせやがって。全部飲み込んでやるぜ、熱い肉汁をよう……うけけけけけ」
ハレルヤ。舌をなめずり、口淫の限りを尽くしながら。
(あ、記事は普通のお店紹介ですよ)