新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

ハイキングに里山再生、れんちゃんとお父さんの日々。

謎解きはディナーのあとで

2011年05月10日 | 読書



『謎解きはディナーのあとで』東川篤哉(小学館)


  第一話 殺人現場では靴をお脱ぎください
  第二話 殺しのワインはいかがでしょう
  第三話 綺麗な薔薇には殺意がございます
  第四話 花嫁は密室の中でございます
  第五話 二股にはお気をつけください
  第六話 死者からの伝言をどうぞ


今さらだけれど、ちょっと気になっていたので、
読んでみた(お嬢様が好きなのだ)。
令嬢刑事と、ドS毒舌執事の名コンビ。

お嬢様の上司の富豪刑事の間抜けっぷりも、
いい味を出しているなあ。

ドS執事が事件現場に居合わせるのは、
第四話のみ。
どちらかといえば安楽椅子探偵タイプ。
タイトルどおり、ディナーのあとで、
お嬢様から事件の話を聞いて、
真犯人を言い当てる、……。

しかしこのふたりの会話が、笑ってしまう。
執事の決め台詞がよい。

「お嬢様の目は節穴でございますか」

「お嬢様のせいで新たな冤罪事件が増えますのを、
黙って見過ごすわけにはまいりません」

いちばんおもしろかったのは、第一話かな。
なぜ部屋に倒れた死体が、
靴をはいたままなのか。
このトリックは、
深窓育ちのお嬢さまにはわからなかったろうなあ。

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