で、本日モニタが到着↓
開梱すると、くさい!こりゃ燃えてる臭いだな。実験室でたまにPC板やデバイスを燃した時のあの臭いだ!ありゃりゃ、今回はババだったかな、、、、
動作確認結果は、当然電源がうんともすんとも入らない。早速中をあけて見る。中は、電源基板、制御基板、操作部の3枚構成。
で電源基板↓
表から見るだけで、あきらかに焦げている。その隣のコンデンサは膨らんでるし、、、
裏から見ると、スイッチングのFETが真っ黒焦げ。それどころか基板もパターンごと黒こげ。
これは動かないよなぁ、、、秋葉原で代品のFETを入手してきて交換する。ここまで来てると他も逝って無いか心配だが、取りあえず調べる限りは大丈夫そう。交換の時に、すでに基板側の背面パターンも含めてパターンが燃えているので、代わりに、0.5mmの銅板をJマートで買ってきて、パターン代わりに敷いてFETを取り付ける。
パンクしているコンデンサも、代品に交換。
組み上げて、取りあえず動作確認すると、だいたい動く。だいたいというのは、時々なにやら白いノイズ線が横に走ったり、信号が切れた時に画面が真っ白になっていったりと、元々の動作なのかNG動作なのか(普通ならNGなのだが、このメーカじゃ何が基準に出来てるか判らないので)するから。でもって、交換した所、きっと熱的に余裕が無いんだろうと、デバイスは、オリジナルの物よりON抵抗も低く許容損失もでかくて、内部熱抵抗も低い物を選んだはずなのに、それでも熱い。触った感じで60度を超えていてちょっとの間しか触っていられない。こりゃだめだ。どう見ても放熱設計失敗してるだろ。ディレーティングが足りていない。設計不良だわな。こりゃ壊れるわ。
と言う事で、ちょっと放熱対策をする事にした。燃えてるPC板の所に銅板を張ったのだが、一旦外して、そこの下のPC板をカット。で銅板を取り付ける際に、アルミの放熱板がそこに付けられる様に加工して取り付けた。↓
ついでに、パンクしたコンデンサと並列に入るコンデンサ用のランドもあったので、もう一つコンデンサを追加した。念の為、パンクした位置のコンデンサには、気休めで放熱板も付けておいた。↓
なんとか、触れるレベルまで温度は下がったが、触感では50度位ある。まだまだ高いと思うが、周囲温度は40度位まで考えればいいはずだから、まあ何とか持つでしょ。
相変わらず、時々白いノイズ線が走ったり、電源オフ時に一旦じわじわホワイトアウトしていく現象はそのままだが、きっとこんなメーカだから、元々有るのかもしれないから、これ以上追求するのはやめた。
このモニタは、秋に上げる事にした。ただ、秋のPCは古いからオンボードグラフィックが1680*1080に対応していないので、後日、秋PCをジャンクマザーでアップグレードする羽目にはなったのだが、、、、
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