きた。ぼちぼち薄明も始まった様で、多少空の色が変わってきたかな。
こうなっては、暗くて小さな銀河の撮影は難しい。いい加減、寒いし、
ボチボチ撤収するかなとも思ったが、もう一粘り。多少月が出ても、
球状星団なら取れるだろうと、近くのM53球状星団を撮影してみた。
途中から薄明が始まりだしたので、露出時間が思う様に掛けられず、
どんどんシャッタースピードを短くしながらコマ数を稼ごうとしたが、
最後はなんと、電源用のバッテリーが完全に消耗して、追尾が止まって
しまった。ありゃー！とうとう精根尽き果てたか～という事で、
諦めて本日の撮影は終了。
【↑M53 かみのけ座の球状星団】
SM-R125S/D:130 f:720 PowerShot S90 F:2.0 f=6.0mm コリメート法
UW9mm 80倍 LPS-P2使用 ISO3200 S:50秒x5、40秒x3、32秒x3コマ
撮影場所：山梨県南都留郡 撮影日：2012/2/19 05:03～05:23
jpegからRegistacsでコンポジット
→YIMGで回転、トリミング、かぶり補正、ガンマ補正、リサイズ
M53は、球状星団でも、近くのM3やM5に比べて、7.7等級と1等級ほど暗い
事もあり、月明かりと薄明の中では、周りの明るさに負けて、もう一つ
の写り。ちょっと球状星団としては迫力の欠ける写真と成ってしまった。
辺りが次第に明るくなってくる中で、撤収作業を始めたが、外に置いた
温度計を見ると、なんと-22℃（たぶん？）
【↑5時19分時点の外気温は-22℃？！】
たぶん、-22℃だと思うが、温度計が振り切って止まっている可能性も
あるので、外気温は-22℃以下と言ったところか（大寒！）先日の網走で
-20℃を体験してきたが、今回はそれをぶっちぎって、くっしーの
体験最低気温の記録を更新である。
ちなみに、車内の温度もとうとう-12.5℃
いや～この冬一番の寒さかな～？しかしよく頑張ったもんだ～！ポットの
お湯と使い捨てカイロ位でも、なんとか-20℃で一晩過ごせるもんだね～！
もっともほとんど車内にいたから、実質は-10℃下で過ごしたって事に
なるのかな。それでも一晩-10℃以下の場所で、ずっと過ごすのは驚異的
では！良くテレビで、冬山で遭難して、雪穴掘って一晩やり過ごす
シーンを見るけど、こんな感じの温度なのかなぁ、、、、
と言う事で、厳寒の富士山の麓での夜を乗り切って無事に朝を迎えた。
ダーク減算と電池の持ちの悪さで撮影の効率はもう一つだったが、
まずまずの収穫かな。出来れば次回迄に、ダーク減算と電池問題は
解決したいのだが、、、
2012.2.19(3/2)
