再び駐車場に行った時は、年末と同様にシュミットさんと一緒になり、時々お話ししながらの撮影となった。
少し暗くなり始めた頃に駐車場に戻ったので、あわててセッティングした後、この日の最初の天体は、今まで未撮影の天体でNGC247を狙ってみた。ちなみにこの日の昼間マックで今日は何をとろうかと、ステラシアターとステラリウムをみながら、未撮影の銀河でそこそこ大きかったので、これに決めたのだ。
しかし、いざ導入して、試写してみるものの、何となく有るような無いような感じの写り。ほんとに写ってるのかしら?と思いつつ撮影を続けた結果が下の写真。

【↑NGC247 くじら座の渦巻き銀河】
Vixen SM-R125S D:130 f:720 UW9mm 80倍 35mm版換算2240mm相当
LPS-P2使用 SP赤道儀+AL90+SkySenser2 コリメート法 合成F=3.7
PowerShotS90+CHDK ISO:3200 F:2.0 f=6mm S:101秒x8 Noise減算:ON
撮影場所:山梨県鳴沢村 撮影日:2013/1/4 19:37-20:32
Registaxでコンポジット→FlatAideで除算補正→GIMPでトーンカーブ
・67%トリミング・サイズ調整
ステラリウムによると8.9等級、20分角と、明るく大きな銀河の様な気がするが、とんでも無い。この大きさで8.9等級しかなく銀河の表面光度は14.4等級あたりらしい。
すっかりステラリウムの数値に騙されてしまった。明るそうな銀河でもフェイスオン気味の銀河は要注意である。
フラット補正後もかすかにしか写って無くて、無理矢理強調したが、それでもこの淡さだ。
かろうじて、写真で見て上側のディスクの部分の中程に暗黒帯なのか少し黒い部分が丸くディスクに穴を開ける様に有るのが、かろうじてわかるかと言った感じの写りである。
ちゃんと写ると、こんな感じらしい。
今回、9mmで撮ってしまったが、15mmでF2をキープして撮った方が、大きく淡い天体なので向いているのではないかと思われる。次回は、15mmで再挑戦したいところだが、高度の低い南天の対象なので、次は来期じゃないともう無理かな、、、、残念。
2013.1.4(1/22)