くっしーの徒然日記

意外に良く写る(M51)

1月3日のしぶんぎ流星群の夜は、月齢21日の大きな月が昇って来ている。月が出てからも、結局撮影を続けて、南天のM78を撮影した後は、やはり月明かりに負けない明るい対象と言う事で、かなり高度を上げてきた北天のM51子持ち銀河に鏡筒を向けてみた。

だいぶ月が高くなった事もあり、かぶりが大きい感じなので露出時間を80秒で撮影して見た。


【↑M51 子持ち銀河 おおぐま座の渦巻銀河】
Vixen SM-R125S D:130 f:720 UW9mm 80倍 35mm版換算2240mm相当
LPS-P2使用 SP赤道儀+AL90+SkySenser2 コリメート法 合成F=3.7
PowerShotS90+CHDK ISO:3200 F:2.0 f=6mm S:80秒x14 Noise減算:ON
撮影場所:山梨県鳴沢村 撮影日:2013/1/4 02:38-03:58
Registaxでコンポジット→FlatAideで除算補正→GIMPでトーンカーブ
・39%トリミング・サイズ調整

M51は、明るい対象で、フェースオン銀河の中ではコリメート撮影でも、きれいにその渦巻きが写ってくれる数少ない対象なので、過去にも何度か撮影している。

さすがに月夜の撮影なので、月のない時に撮った画像には少し及ばないが、薄雲が出た時の画像とはそれほど遜色がない感じの写りである。光害地の三鷹で撮影した画像に比べると、淡い部分の出方がだいぶ良く写っている。

ただ、M78同様、微妙にピントが甘い感じで、薄雲の出た時の画像に比べると幾分詳細がはっきりしない様に見える。

それでも、M51は非常に写りの良い銀河で渦巻く腕の微妙な曲がりや濃淡が、月の明かりの下でもしっかり判別できる。なかなかコリメート撮影向きの銀河と言えるかな。

他の天体も、月夜でも同じ程度に写ってくれると嬉しいんだけどな、、、、

2013.1.4(1/19)

コメント一覧

くっしー
Bin-Starさん、こんばんわ。

そうですね。光害地でも意外にいけますよね、M51。、三鷹で撮った画像も、FlatAideを使って画像処理すると、多少淡い部分は、出が少ないけど、構造がしっかり写りますね。光害や月明かりに負けない天体ですね。

Bin-Star
http://plaza.rakuten.co.jp/startwaching/diary/201204210000/comment/res/?cid=201204212238070783
子持ちですね。
光害地でも比較的写りやすい天体と私も思います。

でも、相当の画像処理が必要です。
くっしー
kameさん

そうですね。始めそのボヤっとしたのがそうかなと思いましたが、少し位置が違ってましたね。かなり近いところにあるので、コリメート見たく少しハッキリしない画像では判りにくいですよね。
kameさんも、今週は遠征行きそびれたのですか。私も、今週は土曜出勤日でして、早く終われば、土曜の夜に行こうかと思っていたのですが、余り早く帰れなかったので、夜遅くに、雪の有りそうな所へ一人で行くのは、ちょっとトラブリそうだったので止めました。モカのパパさんのブログ記事によると昨日の時点でも結構な雪だった様なので、出なくて正解かもなんて思ってますが、、、、
kame
・・・銀河の腕部分、左下のボヤッと写っているのが超新星思ったんですが、違ったみたいですね。。。(^^;

確かに以前の写真とよく見比べてみると、以前の写真には左下部分に縦に2つ並んだように星が写っていて、こっちが超新星だったんですね。。。

私、今でもあまり天文に詳しくなく・・・
お騒がせしました。。。
スミマセン。(^^;

てか、今日はちょっと用事できちゃって、結局夜遊びに出れませんでした。。。OTZ

このままだと私、今月ぼうづですかね。。。(^^;
くっしー
kameさん、こんばんわ。

M51の超新星、知りませんでした。調べてみると2011/5/31位の出現なんですね。まだコリメート撮影も始めたばかりぐらいで、あまり天体情報に詳しく無かった頃ですね。M101の超新星は8月の終わりなので、IXY30SとCHDKの1分露出を使い出して、コリメートでもそこそこの写真が撮れるようになった頃の話なので、結構撮影していましたが。
ちなみに、今回の写真に超新星は写って居ない様に見えますが、、、M51は、過去に何度か撮影していますが、今のレベルに近い解像度で撮影した一番最初は、2011年11月でこんな感じですが、これは、超新星が写っているのが確認できますね。その次に撮ったのは2012年1月で超新星は、ぼやっと写っているのがそうかな?位の感じで、ほぼ見えなくなっていると思います。以降の写真は、超新星の下(南)に有った星は見えますが、超新星は見えていないと思うのですが、どうでしょうかね??
くっしー
Nikon 8cmさん、こんばんわ。

どうも有り難うございます。M51はそこそこ大きいので、80倍で撮影するとかなり細かいディテールが写ってくれますね。銀河自体も明るいので、倍率を上げてFが多少暗くなっても、結構写ってくれることも要因の一つでしょうね。それにぐるぐる渦巻きが写るので、なんと言っても写していて楽しいですね。
kame
こっちの超新星はまだ写ってますね。(^^

M101の超新星と同じくらいの時期に発見されたようですが。。。

でも以前はその右の星と同等か、それ以上に明るく写っていたように思いますが、徐々に淡くなって来たんでしょうか。
Nikon8cm
くっしーさん

いつも、くっしーさんのM51は細かいところまで良く写っていますね。8cmで手動ガイドだと、ここまでの明るさと解像度は得られません。そうは言っても、M51が小望遠鏡でもよく写るフェイスオンの銀河であるという点については、全くの同感です。
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