そんな訳で8月16日の夜に、多少透明度は低そうな夜空なのだが、近所の山のキャンプ場までプチ遠征をしてきた。
【↑夏の大三角とかすかな天の川】
実家からは、麓まで10分、山道10分。標高600mの山の中腹、標高400m地点のお手軽遠征地である。
キャンプ場に着いてみると、トイレの灯りが結構明るく点いている。調べてみたが中の灯りは切れるが、外の灯りは切れないようであった。撮影場所になる観望台の上は多少トイレからはなれているので、それ程撮影には影響しないが、眼視にはちょっと厳しい感じ。
この日も相変わらず透明度の低い空で、月が多少霞んで見えているような感じで、少し月の周囲にぼうっとした輪が見える。こんな空で写るかなとと思いつつも機材をセットした。
機材をセットしていて、忘れ物を発見!なんとカメラの電源カプラーを忘れた!
電池はとりあえず、S90/S95/30Sと3台持ってきていたので、一応3個はあるが、DC電源じゃないと中途半端な所で終わってしまうから辛いよな。しょうがないので電池で何とかがんばって撮影してみる事とした。
ここは町からあまり離れていないし、標高も低いので、北方向の眼下の灯りも結構気になる。眼視でかろうじて天の川が確認出来る程度である。もう少し高度が有れば透明度が上がりそうなんだが、なんと言ってもお手軽遠征地なので、あまり多くは望まない事とする。
【↑北~北西に掛けての眼下の灯り】
この日は、透明度が高くないので、比較的明るくてメジャーな赤い天体を月が沈む頃を見計らって撮影を開始してみた。
いざ撮影を始めて見ると、星が思いっきり流れている。????なんで?
赤道儀はちゃんと動いているような感じで、特に問題がなさそうに見える。
極軸がすれているのか?
と思って北極星を確認するが、北の空は光害と低空の透明度の低さが相まって、どれが北極星かよくわからない。
さんざん星図ソフトと眺め比べてやっとあれがそうだろうと確認でき、極軸を見ると、かなり方向が違う。どうやら北極星が判りづらくて、ほかの星に極軸を合わせてしまっていたらしい。
と言う事でもう一度極軸を合わせ直して、やっと撮影開始。
ソンな訳で、12時頃の遅い月没をすぎてから極軸再調整、撮影開始なので、かなり時間が遅くなってしまった。
撮影している内に、だんだん光害が減ったのか、透明度が上がったのか、天頂方向は多少はよく見えるようになってきた。
そうこうしながら、この日は2天体ほど撮影して、そろそろ薄明を迎える頃には、東の山の陰からオリオンが上ってきた。
【↑山影から登るオリオンとぎょしゃ座】
まだ夏真っ盛りなのに、明け方にはしっかり冬の星座になるんだなぁ。
などと思いつつ撮影を続けていると、案の定、撮影の途中で電池切れ。もう数枚、そのカットが撮りたかったのだが、すでに時計は4時を回っているので、これから電池交換、光軸合わせとやっていると夜が明けるのは明白なので、この日は、これで撮影終了。
とりあえずお手軽遠征なので、それ程素晴らしい夜空とは行かないが、庭で撮るよりは多少は条件が、ましかなって感じのプチ遠征でした。
撮影画像は、またそのうちノンビリ画像処理してUPの予定、、、、、
2013.8.16-17(8/18)
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