くっしーの徒然日記

銀河とさそり座

さて、話は、4月末の新月期、千葉の海岸での撮影に戻る。

この日、コリメート撮影のかたわらで、太平洋上に昇って来たさそり座の全景を、PowerShot S95で追尾撮影してみた。


【↑海の上に昇って来たさそり座と天の川銀河中心方向】
Canon Power Shot S95+CHDK Iso320 F3.2 S=512秒x5コマ
35mm換算50mm相当 MK-800の赤道儀に乗せて撮影
撮影場所:千葉県旭市 撮影日時:2014.4.27 00:54-02:03
Registaxでコンポジット、FlatAideでかぶり補正、GIMPでトーン調整
とリサイズ

アンタレス近辺のカラフルな領域は、サイズが少し小さくなる事もあって、少し控えめな感じではあるが、赤と黄色の色辺りはそこそこ出た感じだが、青い色がなかなか出てこない。PowerShotは、M78等、比較的青い色に弱い様な気もする。

アンタレス辺りはまあそれなりなのだが、さそり座の尻尾辺りから続く、銀河の中心部とその暗黒帯は、かなり色濃く出て、なかなか迫力のある画像になった。

またアンタレスの少し上から銀河方向に伸びる暗黒帯も、いくらか写ってくれた感じだろうか。

ちなみに星座線とメシエナンバー、NGCナンバーを入れると
↓こんな感じ。


さそり座の尻尾近くの、IC4628エビ星雲や、NGC6334出目金星雲、NGC6357彼岸花星雲なども、名称の由来となった形までは判別できない物の、しっかりと赤く写っている。

これ位写ってくれれば、コリメートで挑戦してみる価値がありそうだ。但し南の暗い所じゃないと難しいかもしれないが、、、、

2013.4.27(6/7)

コメント一覧

くっしー
コウイチさん、ありがとうございます。

モザイクってやった事がないんですよね。フリーのGIMPでも出来るのかな?今度調べてみます。
かぶりの補正は、今回Flataideだけで、適当に天の川辺りからアンタレス辺りをかなり広範囲に消して補正したら、何となくそれなりの感じに仕上がってくれました。RAWも今後使いたいんですが、今のところ勉強不足で、S90/95のRAWを上手く使えてないんですよ、、、(汗)
コウイチ
こんにちは。凄い画像ですね! ここまで写っていると、モザイクで左側の天の川も見たくなります。光害カブリ処理は、FlatAideだけでしょうか。しかも、JPEGからの処理でここまで仕上げているというのに、感心しました。
くっしー
Bin-Starさん、ありがとうございます。

そうなんですか?!S90/S95はRAWを上手く使えていないので、JPEGから処理しているんですが、そのせいで、青色情報がかなり削られているかも知れませんね。今度、RAWに挑戦してみなければ、、、、
Bin-Star
えびとか出目金とか賑やかですね。
そういえば人間の眼は青色のコントラスト差に弱いらしく、画像転送の圧縮技術でも青は間引くらしいです。
くっしー
Nikon8cmさん、ありがとうございます。

今回は海上で暗かったので、露出時間をかけるとかなり暗黒帯が色濃く写ってくれました。でも出目金や彼岸花、確かに淡いですよね。低空まで開けて、なおかつ暗くないと写らなだろうけど、海辺は風が強そうだしで、なかなか難しいかもしれません。
Nikon8cm
くっしーさん

S95でも500秒越えの露光時間だと、ここまで写るのですね!!スゴイです。
出目金や彼岸花は形も面白いし、大きさ的にはコリメートのよい対象かなと思いますが、逆に言えばかなり淡そうですね。よっぽど条件に恵まれないと厳しいですね。
くっしー
kameさん、ありがとうございます。

さそり座をメインに置こうとは考えたのですが、真っ黒で迫力満点の暗黒帯が入っていたのはほとんど偶然でした(汗)
撮影地は、銚子近くの海岸ですので、南は太平洋なので、海からの水蒸気さえ逃げられれば、かなり暗い空になりますし、低空まで行けそうです。でも風が強い事が多いので、広角系は良いですが拡大率の高いのは、結構厳しかったりします。
kame
をを!暗黒帯も色濃く写っており、この広角はバッチリですね。\(^o^)/

かなり下の方までモヤもなさそうで、南側が開けた撮影地のご様子。
これだけ写るなら次回遠征は南天の赤狩りですか?
私まで楽しみです。(^^

我が家は尻尾のあたりは山があるので透明度が厳しいです。暗いのは暗いんですが。。。(^^;
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