と言う事で機材の準備をして、午後5時半ごろ、今まで遠征に行った事の無い千葉に向けて、自宅を出た。遠征は7月15日以来、実に34日ぶりだ。
カーナビなんてごく普通に成ってきた昨今だが、くっしーの20年落ちのミラージュ、ダートラ仕様車には当然そんな物は付いてない。未踏の千葉遠征に向けてノートPCにGPSユニットをくっつけて助手席に乗せてロケハンを兼ねての遠征だ。
丁度お盆休みの最終日前日なので、登り方向の高速は込んでいるし、首都高の環状線も渋滞している。しかし暫く首都高環状を走らなかったが、いつの間にかC2なんて少し外を回る環状も出来てるのね。ちょっと浦島状態。
渋滞も何とか抜けて、銚子の少し手前まで高速と有料道路でやってきた。今日の目的地は、はっきりとは決まっていなくて、出たとこ勝負。銚子の手前の九十九里浜の北の端のほうの海岸沿いなら、グーグルマップの衛星写真で見る限りは、そこそこ見通しのよい、車の止められる所も有りそうな感じなので、適当にGPSをみながら海岸沿いに出てみた。
8時10分頃に到着。三鷹を出てから2時間40分ほど、走行距離にして120km位だった。銚子の手前の旭市と言う所らしい。
【明るいときの突き出しの防波堤方向(南南西方向)】
着いた所は、防波堤の内側の幅15~20m位の駐車場みたいな感じの横長スペース。スペースの南のほうには、車が20台位止まっている。後で確認したら、突き出しの防波堤がある場所で、そこで夜釣りをしている人の車のようだ。そこから100~150m位距離を置いて北側に車を止める。
外に出てみると、まだ雲は多いが、北極星もさそり座も、大三角も見えている。よしよしと先ず曇り具合の写真を撮りながら、機材を出してセッティングを始めた。
【雲間のさそり座と天の川(上の写真とほぼ同じ方向)】
20:24 IXY30S 28mm相当 Iso800 F2.0 S20秒
北東には犬吠崎への道の街灯と、かんぽの宿の明かりが見えるが、それ以外は直接光は来ない。釣り人のヘッドライトが時折光っているが距離があるので気にならない。西の都心方向はさすがに空が明るい感じ。でも東から南西に掛けては、太平洋なので真っ暗。時折成田へ向かう飛行機が低空を飛んでくる。
【犬吠崎方向(岬の先端がほぼ東)】
21:08 IXY30S 28mm相当 Iso800 F2.0 S3.2秒
まずまずのスペースだ。ちょっと海に近すぎて、潮風で機材が錆びそうで心配だが。
極軸を一番先にあわせて、残りのセッティングをしているうちに雲が多くなって
隙間はあるものの、全方位、雲が掛かっている状態になった。ありゃりゃ!まあ一時的に雲の通過もある予報だったから、慌てず、コンビニで買ったおにぎりを晩御飯として食べながら、晴れるのをまつ。
10時近くに成ると空が晴れだしてきたので撮影の準備をして、撮影を始めた。
その内、空は全面晴れ上がり、夏の大三角にかかる天の川も肉眼で確認できるかなり透明度の高い空になった。
【↑夏の大三角と天の川】
23:06 IXY30S 28mm相当 Iso800 F2.0 S25秒x4コマ
標高が無いのでちょっと心配していたが、ああ、ちゃんと天の川も肉眼で見えるんだと思いながら撮影を続けた。天の川の見え方としては、富士山≒笹ヶ峰>実家の屋根>旭市の海岸って感じの見え方。後で調べると、光害指数も実家20、旭市30位だった。
その他では、花火の若者が2組ほど訪れたが、比較的はなれてやってたので(一組は近くでやりそうだったので、お願いして少し離れて貰った)それ程、苦にはならないレベルだった。
ただ、赤道儀にちょっとトラブルが見つかりそのせいで自動導入がうまく行かなかったり、また追尾の精度がもう一つだったりと撮影結果は、もう一つの出来だが、朝まできれいに晴れ上がってくれて、海から昇る冬の大三角を見ながら夜明けを迎えた。もう冬の顔がすぐそこだ。
【↑朝焼けを受け、海から昇る冬の大三角と金星とオリオン座】
04:02 IXY30S 28mm相当 Iso800 F2.0 S2.5秒
以前から、山梨・新潟方面が雲でも房総方面は雲が少ないという時が結構有って、一度千葉方面へも遠征したいと思っていたが、こっちにも遠征に行ける場所が出来たので、だいぶ晴れ間を拾いやすくなったかな。ちなみに帰りは高速を90~100km位で走って1時間40分で帰り着いた。
撮影の結果は、また後ほど、、、
2012.8.18-19(8/21)
PS:今回、星空写真をIXY30Sで撮ったら、山マークでも無限遠に固定されない仕様みたいで、ピンボケの嵐なので、画像は小さめで(笑)
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