くっしーの徒然日記

ホッケースティック(NGC4656/4657)

さて、4月13日の笹ヶ峰遠征に話は戻る。M65の超新星を撮影するのに、赤道儀が今ひとつ安定しない感じで、撮影に4時間も掛かってしまったので、既に時刻は1時近くになっていた。

次なるターゲットは、北天に移って、くじら銀河を撮影しようと思ったのだが、NGC4631がスカイセンサーに登録されていなかった。でもよく見ると直ぐ側のNGC4656は登録されていたので、先ずはそちらを導入して撮影してみた。


【↑NGC4656/4657 ホッケースティック銀河 りょうけん座の衝突銀河】
VixenSuperMirror R125S D:130 f:720 GPE赤道儀+AL90+SkySenser2 UW9mm
80倍 35mm換算2240mm相当 PowerShotS90+CHDK ISO:3200 F:2.0 f=6mm
コリメート法 合成F=3.7 S:128秒x14コマ Noise減算:ON
撮影場所:新潟県妙高高原 撮影日:2013/4/14 00:49-02:12
PITで補正→Registaxでコンポジット→FlatAideで除算補正→GIMPで
トーンカーブ・42%にトリミング(35mm版換算5376mm相当)・サイズ調整

NGC4656/4657は、ホッケースティック銀河とも呼ばれている。その先端が少し曲がった形がホッケースティックに似ていると言うことなのだが、まあ充分その形には見える感じではある。

ちなみに、先端の少し曲がっている部分がNGC4657で、大半を占める、まっすぐな部分がNGC4656で有る。二つの銀河が衝突した形になっている。この形の出来た理由は諸説有るみたいだが、一説では、NGC4657が写真で言って右下からNGC4656に突っ込んできて、NGC4656を抜けた所で、NGC4656の重力に捕まって、この位置にいると言う説も有るらしい。この写真では上手く写せていないが折れ曲がった銀河の更に左上の方には淡い星雲が見えるらしく、NGC4657のうち、重量の有る部分がNGC4656に捕まってはじっこにくっついているが、質量の軽い物は、左上に抜けて淡い星雲を形作っているという説らしい。

まあ、色々な説があるようだが、いずれにしても面白い形をた銀河であることは、間違いない。我々の天の川銀河も、うんと先ではアンドロメダ銀河と衝突して、こんな形を見せたりするのだろうか?

2013.4.14(5/1)

コメント一覧

くっしー
kameさん、こんばんわ。

いつも、適当にプラネタソフトで、撮れそうな時間帯の空にあって明るさと大きさが適当そうな物を、WEBで検索して画像を見て面白そうで写る可能性の有る物を探したり、誰かのHPの写真をみて、面白そうでなおかつうちのシステムでも写る可能性のある物を見つけたりして、対象を選んでます。
でも、なかなか対象を探すのも結構大変で、遠征できそうな時が近づくと調べるんですが、めんどくさい時は、以前撮った物も混ぜて撮影したりしています。必ず前回より良く写るとは限らないんですが、、、、
kame
なんとも不思議な形をした銀河があるんですね。(^^

その不思議な形がしっかりと写っていて、マイナーな天体の割によく写ってますね。(^^

くっしーさんは、どこでこんなネタを拾ってこられるんですか?(^^;
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