発見された解説では15等級との事で、掲載されている画像をみるとかなり暗い感じで、3月16日に写したM65の写真と見比べるとぎりぎり写るだろうか?ぐらいの感じの暗さである。はたしてその姿を、うちの13cm+コリメート撮影で捕らえることが出来るであろうか、、、、
という事で、4月の13日の新潟遠征の際に、一番最初に撮影を試みてみた。
この日は、月の入りが8時半すぎなので、撮影のスタート時点で、M65は南中まで1時間弱位の位置にある。まあ、南中過ぎても少しぐらいは撮影できるので、南中前から撮影をスタートさせた。
今日は、メーカーOHから帰ってきたGPEの初陣である。以外にバックラッシュが多かったので、どの程度の成功率か気になるところである。
赤径軸はだいぶ軽くなったので、バランス点は以前より判り易くなった感じで、バランス点から少しだけ東側を重くする様におもりの位置を決めて撮影を始めた。
いざ128秒で試写してみると、以外に追尾エラーが出ている。う~ん、なんだろ、やっぱりバックラッシュが多いのがNGなのかな?1枚撮影しては、おもりの位置をいろいろと調整してみるが、あまり良くなる感じに見えない。
そうこうしている内に、M65は南中もだいぶ過ぎてしまい、鏡筒を反転しないと撮影を続けられなくなった。反転するとコリメートの場合、収差が大きいので、反転前後の画像のどちらかしか使えない可能性があるが、あまりちゃんと撮れていないのでしょうがなく鏡筒を反転させた。
反転後も、いま一つの追尾エラーで、なかなか満足のいく結果にならない。後から考えると、バランスを動かした後しばらくそのままバックラッシュ分がなくなるまで動かしてから撮影を始めないと駄目だったのかもしれない。
そんな訳で、反転前に22枚撮影、反転後に26枚撮影したが、つかえたのは、5枚と8枚だった。しかもそのままではエラーが目立つので、それぞれPITで補正してから、反転前、反転後をRegistaxでそれぞれコンポジットして、最後はYIMGのポイント指定で強引に反転前後で向きが90度異なる画像をコンポジットして、画像処理したのが下の画像だ。
【↑しし座のM65と超新星2013am】
Vixen SuperMirror R125S D:130 f:720 GPE赤道儀+AL90+SkySenser2 UW9mm
80倍 35mm換算2240mm相当 PowerShotS90+CHDK ISO:3200 F:2.0 f=6mm
コリメート法 合成F=3.7 S:128秒x13コマ Noise減算:ON
撮影場所:新潟県妙高高原 撮影日:2013/4/13 20:32-24:36
PITで補正→Registaxでコンポジット→FlatAideで除算補正→GIMPで
トーンカーブ・31%にトリミング(35mm版換算7225mm相当)・サイズ調整
写真でみて銀河の縦長のディスクのすぐ外側、左上と右下に恒星が写っているが、その右下の恒星の真左あたりのディスクの淡い部分が、少しだけ濃くなって、点状に見えている部分が3か所あるのが判るだろうか?3/17の画像では、この部分は濃くなってる部分が2個しか見えなかった所である。この3個の光芒の真ん中が超新星の位置である。なんとか超新星の光芒が少し写っているのが判る感じである。
単独で位置指定も無いと判りにくいと思うので、3/17の画像と今回の画像を切り出して位置を明示してみた。
という事でちょっとぼやっとしてはいるが、3/22に発見された超新星2013amをうちのコリメートシステムでも捕らえる事が出来たようである。もう少し追尾エラーが少ないと枚数も稼げて、はっきりした画像になったかもしれないが、、、
2013.4.13(4/28)
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