しかし、上期末を目前にくっしーの仕事も忙しくなり、週なかばの予定では、3連休は土日の2日が出勤予定(泣)この3連休の遠征は、天気と相まって遠征は無理かと思っていたが、金曜日の時点で、何とか出勤は土曜日だけで済みそうになった。
と言う事で、土曜の朝の時点では、『定時までに仕事をやっつけて、それから遠征!』と言う目標を立てて休日出勤に望んだが、世の中そう上手くは行かない!この日もトラブルが色々出て、少し遅くなってしまった。
帰ってきてGPVを見ると相変わらずもう一つ。星空指数は、いつもの富士山はダメだが、長野・新潟は土日共に100。根性で連泊するかと思ったが、今回は家内も誘っていた事と、仕事で遅くなった事もあり、2日晴れるなら、明日にしようと日曜に家内と新潟遠征に行く事にした。
【↑10kmポスト!所沢ICを乗った途端に渋滞】
日曜の午前中に準備をして、2時頃に出発。3時に所沢ICから関越に乗ったら、なんといきなり事故渋滞で『川越:100分』の渋滞情報まで出ている始末!
結局、だいぶ渋滞も収束方向だったようで、半分の50分ほどで川越ICを抜ける事が出来た。3連休で普段乗り慣れない人が車を出す為か、この日は事故渋滞が多かった様だ。みなさん気を付けて運転しましょうね。
【↑これは対向車線の4台玉突き事故の一部、ドライバーは無事の模様】
さて、予定より時間を食ったが、なんとか妙高高原ICを降りて、コンビニに立ち寄る。ここから見ると山の上だけガスの中の様な、、、現地の空は大丈夫だろうか、、、
【これは翌朝の写真だが、夕方も、もう少し少なめの雲に覆われていた】
いつもの笹ヶ峰の駐車場に20時前に到着。前回同様、トイレと自販機の明かりが明るい。まだまだ登山シーズンなので、駐車場に車も多い。でも空はそこそこ晴れている!良かった!
なるべくトイレと自販機の明かりが来なくて北極星が見えてある程度撮影の視界確保の出来る位置を選んで駐車し、機材の準備を始める。設置が終る頃に、節電でトイレの消灯と自販機に毛布を掛けさせて貰った。
しかし、この日は雲が所々出て、いざ撮影を始めると雲間に隠れたり出たりしながらの撮影となった。
【↑左に雲が襲ってきている夏の大三角】
暫く待つとまた全天晴れるのだが、それも長く続かず、薄雲が襲ってきたり、或いは黒っぽい雲が襲って来たりで、なかなか思うように撮影が出来ない。露出中に雲のかぶったカットもかなり入ってしまった。
所で、以前から眼視をしたいと赤道儀と鏡筒を2本準備していたが、この日は長時間露光を少し試しているので、待ち時間が多い。その間に撮影とは全く無関係に、空いてる13cm反射で手動導入をして眼視してみた。
といっても、遠征時は撮影の方が忙しかったり、寒かったりして殆ど眼視をした事が無かったので、手動ですぐ導入できる天体に限りがあるがそれでも久しぶりの眼視なので、とりあえず良く知ってる所でM31アンドロメダを見てみる。
三鷹では、中心部分の光芒しか見えなかったが、さすがは暗い新潟の空である。しっかりと中心の光芒の周りに楕円に広がるバジル部分が見て判る。おお、やっぱり山で見ると違うな~!家内にも見せてバジルの見える事を教える。
次に見たのはペルセウス座の二重星団。美しい星団を暫く眺める。更にはM45プレアデス星団。星団として非常に美しい天体であるが、さすがに写真に写るガス部分は、何かあるような気もするけど殆ど判らない状態だ。
撮影の合間合間に見ているので、そんなに沢山見れないが、次に眼視で導入した事の無いM33を探すことに挑戦。ステラリウムを見るとさんかく座の頂点から赤経で20分程で、赤緯は、ほぼ同一赤緯上だ。たしか赤経ギアが144枚なので、計算すると2回転赤経ツマミを回せば見えるはず。手でゆっくり1回、2回と数えながら回すと視野の端のほうに何やら淡い光芒。おっ!これか!中心に入れてみるが物凄く淡い。時々薄雲が通って視界から消えたりしながらもM33も肉眼で確認することが出来た。
↑だいぶ時間が過ぎ、オリオンもかなり上ってきたので、天文趣味を始めた頃に良く三鷹で見たM42を導入してみた。と、これは驚き!三鷹ではトラペジウムの周辺がもやもやとガスっぽく見えるだけだったが、山で見るとなんとガス部分が鳥の形に見える!丁度いつもの天体写真とは逆方向に右下に向かって羽を広げている様子が肉眼でわかる。おお~、これはすごい。さすがに写真ほど大きな羽には見えないがそれでもちゃんと羽を広げた様子が肉眼で判る!よく見ているとトラペジウム辺りのガスは白ではなく、青っぽく見えている様な気もする。思わず、サマーベッドで寝ていた家内を起こして見せたほどだ。いや~、山ではこんなに見え方が違うのね~。今まで山で撮影ばかりしていたけどちょっと反省。天体観測の楽しさを半分捨ててたかも。
撮影は、時々行きかう雲に邪魔されたので、あまり多くは期待できないが、暗い空での眼視を結構楽しむことが出来たので、それなりに楽しい夜となった。次回からは眼視にも力を入れたい所だが、結露対策が2倍必要なのと、外の寒さが問題に成ってくるかな、、、、
ちなみに、この日は流星もかなり多く見かけた。普段こんなに飛ぶのを見ないけど、何かの流星群の極大が近いのだったっけ??
【↑薄明が始まって少ししての夜空(赤いのは通りがかりの車のストップランプ)】
と言う訳で、雲に襲われながらの遠征も夜明けを向かえる頃には一面曇り空に変わったので、そうそうに撤収。帰りは日本海側まで足を延ばして、直江津港のフェリー乗り場で地ビールを買ってから帰途に着いた。
帰りの高速から見た妙高高原は、山の上が雲に隠れている。案外高い山の方が雲ってしまうのだろうか?ひょっとして山のふもと辺りで撮ったほうが雲の襲撃は少なかったのかもしれない、、、、ちょっと考えどころかも。
【↑高速から見た雲をかぶった妙高山方面】
帰りは、渋滞も無く、4時間程でお昼前には三鷹に帰り着いたが、さすがにちょっと疲れた、、、
2012.9.16(9/18)
コメント一覧
くっしー
くっしー
Bin-Star
Nikon 8cm
最新の画像もっと見る
最近の「天体観望・撮影(遠征地)」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事