くっしーの徒然日記

木星と金星の最接近と冬の散開星団(M67)

今日は、木星と金星の最接近日だ。仲良く西の空にランデブーしている
姿が、かなり人目を引く。先日、家内にも西の空に輝く2つの明るい星は
何?と質問されたし、アパートの2階の住人にも夕方の西の空の2つの
星は何ですか?って質問を受けた。都会の空でもひときわ輝く-4等と-2等
の競演は、誰の目にも美しく映るのだろう。

【↑木星(左)と金星(右)の最接近】IXY910is F:2.8 S:2秒
2012.3.14 18:26 この直後に、下から迫り来る雲に隠れてしまった。
さて、1月29日の自宅撮影は、M37の再撮影を終った後、M44プレセベ
星団を撮影しようと思ったが、残念ながら、M37を撮影している間に
アパートの陰に隠れてしまい、撮影できなかった。

そこで、次なるターゲットとして、M67を撮影した。残念ながら、
M67も撮影の後半には、アパートに隠れてしまいコマ数が稼げなかった。


【↑M67 かに座の散開星団】
SM-R125S/D:130 f:720 PowerShot S90 F:2.0 f=6.0mm コリメート法
UW15mm 48倍 LPS-P2使用 ISO1600 S:15秒x11コマ
撮影場所:東京都三鷹市(自宅)撮影日:2012/1/30 00:55~01:07
jpegからRegistacsでコンポジット、FlatAideでフラット補正、
YIMGで回転、トリミング、ガンマ補正、リサイズ

M67は6.9等級、30分角と、比較的暗めの散開星団ではあるが、サイズ的
には、そこそこの広がりがある。しかし写った画像を見る限りは、周辺部の
星が暗いせいか、比較的明るめの星からなる、中心部30%位の大きさにしか
見えないが、実際の星団はもう一回り外側の暗い星まで含まれるのだろう。
ちなみに、トリミングしているサイズは概ね0.9度円位である。

これも、何かに見立てるのがかなり難しいのだが、無理やり何かに
見えるかと言うと、左右に羽を広げた人(天使か悪魔か?)が、少し斜めに
寝そべってるように見えないことも無い。はたまた、蝶よりも胴体部分の
太い、蛾か何かが羽を広げているようにも見えなくも無い。ちょっと
苦しいか、、、

ちなみに、この日の気温は12時前で-3℃ほど。

【↑1/29 23:44時点での外気温は-3℃】

1/26と同じ位である。12時ごろの温度なので、明け方は、もう少し
下がっただろうか?

と言うわけで、1月29日の散開星団撮影は、南天の建物の隙間に見える
いくつかの星団を撮影した所で終了。1月26日に一杯撮ったから、
この日はターゲットが少なめだったのと、撮影するタイミングが
少し遅くなったので、余り沢山は撮れなかったが、まあ、自宅からなので
こんな物でしょう。前回が、沢山撮れ過ぎ(笑)

2012.1.30(3/14)

コメント一覧

くっしー
Nikon 8cmさん、ありがとうございます。

どうしても、光害のかぶりの影響で、ある程度の明るさの星までしか写ってくれませんね。散開星団と言えども、やはり暗い場所での撮影にはかないません。露出のヒストグラムが飽和しない範囲で、もう少し露光時間をかけると多少は改善があるかも知れません。

シャープさは、やはり短時間露光なので、追尾エラーや赤道儀の引っ掛かり気味の動きとかの影響を受けにくいからだと思います。露出時間とこの辺りはちょっとトレードオフ的な所が有りますね。早い所、赤道儀のメンテナンスをして、露出時間を安定してかけられるようにしないと。

Nikon 8cmさんの散開星団シリーズも期待していますよ。
NIkon 8cm
http://nikon8cm.exblog.jp/
くっしーさん

これもキレイに写っていますね。
私も2月に撮影してありますが、星団の周辺の暗い星々がもう少しよく写ってはいるのですが、写真のシャープさは、くっしーさんのこの画像の方が勝っている感じです。
これから、私も散開星団を順次アップしていきます。
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